皆さん、こんにちは。
東京都世田谷区を拠点として、注文住宅・新築工事やリフォーム・リノベーション工事を手掛ける川津工務店株式会社です。
キッチンが狭くて暗くて使いにくい。子どもや家族の顔が見えず、落ち着いて作業に集中できない。収納スペースが少ない……。
そんな場合は、キッチンの向きを変えたり移動させたりするリフォームがおすすめです。
ただしデメリットも知っておかないと、失敗してしまうことも。
今回はリフォームでキッチンの向きを変えるメリットや、知っておきたい注意点を紹介します。
■キッチンの向きを変えるリフォームの種類は?
そもそも現在使っているキッチンの場所を移動することができるものでしょうか?
答えは「YES」。
とはいえ、建物の構造や配管の関係から希望の場所に動かせない場合もあり、自己判断は難しいので、リフォームの実績が豊富な地元の建築会社に相談してみることをおすすめします。
キッチンの移設には、いくつかパターンがあります。
・キッチンを交換せずに向きを変える
既存キッチンをそのまま使い、設置する向きのみを変える方法です。例えば壁付けのキッチンを対面式に変えるリフォームとなりますが、キッチンの状態が良いことが前提となります。
・キッチンを交換して位置も向きを変える
少しの移動でも動線を大幅に改善することは可能です。
大きく場所を変えるケースよりも排水管や排気ダクトにつなぎやすいというメリットもあります。
また位置は大幅に変えず向きだけを変えるというパターンもあります。
部屋全体の雰囲気を変えられたり、家族とのコミュニケーションが取りやすくなることが期待できます。
・キッチンを交換して別のフロアに移動させる
LDKのある階数を1階から2階、あるいは2階から1階に変更したいので、キッチンを置く階数を変える……というパターンもあります。
同一フロア内での移動と比較して費用はかかりますが、排気ダクトへのルートを確保できれば可能です。
■キッチンの向きを変えるリフォームのメリットとは?
ではキッチンの向きを変えたり移動させるメリットを、具体的に見ていきましょう。
・費用を抑えられる
キッチンを新しく交換せず、既存のキッチンを向きを変えてそのまま使い続ける場合、キッチン本体の購入費用がかからず、リフォーム作業費だけで済みます。
一般的にキッチンの相場は50〜150万円。これだけの金額を節約できるのは大きいですよね。
・家事動線が改善する
キッチンは毎日使う場所なので、位置や向きが変わるだけでも家事動線をスムーズにすることが可能です。
たとえば、キッチンと洗濯室のアクセスを良くすれば、料理も洗濯も並行して手がけられるようになります。
キッチンの移動で空いたスペースにパントリーを設けてキッチンの作業効率を上げることもできるでしょう。
》家にパントリーをあとからつくることはできる?設置する際の注意点とおすすめのパントリーを紹介
・コミュニケーションが取りやすくなる
キッチンの向きを変えることで、リビング・ダイニングの関係性を見直し、作業をしながらお子さんの勉強や遊ぶ様子を見守ることもできます。
壁で仕切られている個室型キッチンや、家族に背を向けるような壁付けキッチンは、料理に集中しやすく、においや煙がリビング・ダイニングに流れないメリットがあります。
しかし作業をしていて孤独感を感じたり、子どもの様子がうかがえないというデメリットも。
対面型キッチンにすれば、家族とコミュニケーションが取りやすくなり、作業も一緒にしやすくなります。テレビを見ながら作業できるのもうれしいですね。
・LDKを気持ちよく使うことができる
キッチンがリビング・ダイニングに圧迫感を与えており、なんだかLDK全体が狭苦しい。
そんな場合は、家事動線を考えながら適切な場所にキッチンを移動することによって、LDKを開放的に使うことも可能です。
またLDKの中でキッチンだけが設備感が強く、違和感を拭えないという方もいらっしゃることでしょう。
移動に伴いキッチンを家具のようなデザイン・素材にすることで、インテリア全体と調和し、LDKの一体感を生み出すことができます。
■キッチンの向きを変えるリフォームのデメリットとは?
もちろんキッチンの向きを変えるリフォームにはデメリットもあります。
・既存キッチンが破損してしまう場合も
キッチンは年々老朽化が進むため、リフォーム工事の際に破損してしまう場合があります。せっかくリフォーム費用を抑えるために、既存のキッチンを流用するのに、それが破損してしまったらもったいないですよね。
・配管設備の移設距離が大きいと高額になる
移設距離が大きい場合は施工範囲も広くなるので、リフォーム費用が高額になりがちです。
また給排水管のルートによっては、移動しにくいケースも。排水管は水を流すために勾配(角度)をつけて設置する必要がありますが、そのためには床下スペースに一定の高さが必要となります
■キッチンの向きを変えるリフォームの費用は?
では実際にキッチンの向きを変えるリフォームの費用相場を見てみましょう。
キッチンのグレードや、既存設備の状態、施工内容や施工範囲によって異なるため、ご紹介するのはあくまで目安。詳しくはキッチンのリフォームに長けた建築会社に相談することをおすすめします。
・キッチンを交換せずに向きを変える場合
設備はそのまま使う前提なので、キッチンを新しく購入する費用はかかりません。施工費用のみになるので、50万円~100万円程度と見ておきましょう。
・キッチンを交換して向きを変える場合
キッチンの購入費用に50〜100万円ほどかかるとすると、トータルでの費用は150~200万円程度みておくとよいでしょう。
・キッチンを交換して別のフロアに移動させる場合
別のフロアに移設する場合は工事が大掛かりになるので、約200~250万円程度が目安です。
■キッチンの向きを変えるリフォームのポイントや注意点は?
・耐用年数を過ぎたキッチンは交換がおすすめ
今使っているキッチンをそのまま使い続けるか、新しく交換するかは、使用年数10年が目安と考えておきましょう。
10年を過ぎたら不具合が生じやすくなるものですので、せっかくリフォーム費用を投じて現在のキッチンを移設しても、数年後には交換が必要となってしまうかもしれません。
またこれまで壁付けで使っていたキッチンを、アイランド型やペニンシュラ型などの対面キッチンにするようなら、対面側の面材を新たに取り付ける必要があります。
さらに、壁付けキッチンと対面キッチンの使いやすい奥行き寸法はそれぞれ異なるので、新しいキッチンに交換するのが現実的です。
・リフォームできないケースがある
一般的な木造戸建て住宅の場合、給排水管に関する制約が少ないので、キッチン移動のハードルはそれほど高くありません。
ただし通し柱や筋交い、建物の構造を担う耐力壁の位置によっては、キッチンの移動場所が限られる可能性もあります。
マンションの場合、床下や壁裏に配管スペースがあるのなら、ある程度自由に移動させられます。給排水管が壁や床に埋め込まれているケースは、移動が制限を受ける可能性も。
また管理組合でキッチンの移動を禁止していることもあるため、管理規約をチェックしてみましょう。
・家事動線をよく考える
キッチンは、レイアウトする向きによって作業動線が変わってきます。たとえば壁付けキッチンの場合は背面に遮るものがないため比較的短い動線で作業できますが、対面キッチンにリフォームすると、家族とコミュニケーションが取りやすくなる分、配膳や片付けをする際に動線が長くなったり、回り込んだりする必要があります。
「かえって使いづらくなった」となっては元も子もないので、プロにも意見を仰ぎながら自分たちらしいリフォームを成功させたいですね。
こちらの記事もご覧ください!
》対面キッチンをやめたい!よくある後悔する理由や壁付けキッチンにリフォームする際の注意点を解説!
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■キッチンの向きを変えるリフォームは、地域密着型の「川津工務店」にご相談ください!
世田谷区を拠点とする川津工務店は、腕利き大工が活躍する地域密着型の工務店。
ていねいな仕事に定評があり、ご予算と理想をすり合わせながら、最適なご提案が可能です。
フルリフォーム、部分リフォームいずれにも対応でき、住宅の内部構造に詳しい棟梁が、しっかりとお住まいの状態を検分。快適性やご要望をかなえるためにはどのような方法を採るべきか、最適なご提案をいたします。
お客様のご要望をイチバンに考え、プラン、仕様、提案から施工まで、一気通貫するワンストップなので、施工精度が高く柔軟な対応が可能。余計なマージン料がかからないので、ご予算の面でもご安心ください。
ご予算の範囲内で最大限のご提案をいたしますので、コスト的にちょっと不安で……という方も、お気兼ねなくご相談くださいね。
お客さまに寄り添い、暮らしの不便を解決することが、「住まいの萬屋(よろずや)」である私たちの喜びです。
リフォームと呼ばないような、ちょっとした不具合への対応など、どんな小さなご相談でも喜んで承ります。もちろん新築にも定評がありますので、新築や建て替えをお考えの方も大歓迎。
地域に根差す工務店として、最高の住まいをつくるお手伝いができればと思っています。
お困りごとがあれば、まずはお気軽にご連絡ください!
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