シューズクロークに扉が必要か迷っている方必見!扉を設置するメリットと注意点を紹介

皆さん、こんにちは。東京都世田谷区に拠点をおく、リフォームや新築工事を手がける川津工務店株式会社です。



最近の人気間取りの一つが、シューズクローク。


靴の収納以外にも、ベビーカーや子どもの外遊び用のおもちゃ、掃除用具などもしまっておける便利なスペースです。


シューズクロークが注目されるようになったきっかけは、コロナ禍でした。

ホコリや汚れを家の中に持ち込まないようにするために、シューズクロークで靴といっしょにコートも脱げれば衛生的で便利……とニーズが高くなったのが、その理由です。


シューズクロークを充実させて、コートやレインコートや雨具など外出着も収納できるようにしたり、外出前の身だしなみが整えられるように姿見を設置するケースも多々見られます。


ところでそのシューズクローク、悩ましいのが扉をつけるか否か、ということ。

今回はシューズクロークのつくり方とともに、扉を設置するメリットと注意しておきたいポイントを紹介します。




■シューズクロークのキホンをおさらい



単なる靴箱(シューズボックス)と異なり、シューズクロークは靴を履いたまま出入りできる玄関近くの収納スペースを意味します。


靴だけでなく、傘やベビーカー、外遊びの道具、自転車なども収納できるようにすれば、玄関の内外をスッキリと保てることでしょう。

さらに宅配便などの一時置き場としても有効です。


シューズクロークをつくるうえで注意しておきたいのは、靴を脱いだり履いたりするので、しゃがむという行為が発生すること。


したがって、広さは動作のゆとりを見込んで1.5畳ほどあると理想的。もちろん収納するモノによって、もっとコンパクトにつくることも可能ですよ。


ちなみに靴をしまうだけなら靴箱で十分なので、靴以外に何を収納したいかをよく考えることが、失敗しないシューズクロークのつくり方です。




■ウォークイン、ウォークスルー、どちらを選ぶ?



シューズクロークには、靴のまま入っていける「ウォークイン」タイプと、さらに通り抜けができる「ウォークスルー」タイプの2種類があります。



・ウォークインタイプのメリット・デメリットとは?

「ウォークイン」タイプと「ウォークスルー」タイプを同じ面積で比較すると、「ウォークイン」タイプのほうが、移動が少ない分、収納を多くつくることができます。


ただし「ウォークイン」タイプは入ることができても出口がないので、シューズクローク内で靴を脱いだあとは、玄関用スリッパなどに履き替えなければなりません。

こうした玄関用スリッパなどで、玄関がゴチャつかないように注意する必要があります。


また空間が行き止まりになるので、ベビーカーのようなかさばるアイテムをしまう場合は、奥のモノが取り出しにくくならないように。どこに大きなモノをしまうか、配置を入念に検討する必要があります。



・ウォークスルータイプのメリット・デメリットとは?

「ウォークスルー」タイプは出入り口を2カ所設けることで、家族用と来客用の動線を分けることができるのがメリット。


また玄関と直結させれば、シューズクローク内で靴を脱いで直接室内に入ることができるので、玄関前に靴が散乱することもありません。


ただし通り抜けができるように、広さにはゆとりをもたせておきましょう。




■シューズクロークに扉って必要? どんな人にとって扉は必要?


このようにシューズクロークには、「ウォークイン」と「ウォークスルー」の2タイプがあり、機能が異なります。


さらに大切なのが、扉をつけるかどうか、ということ。

扉をつけない「オープンタイプ」と、扉をつける「クローズタイプ」という2つの選択肢があります。



・オープンタイプのメリット・デメリットとは?

「オープンタイプ」は出入り口に扉をつけないスタイルのこと。

買い物帰りの荷物などで両手が塞がっていたり、赤ちゃんを抱っこしていても、扉を開け閉めすることなしに、スムーズにシューズクロークにアクセスできます。


扉のないオープンな空間なので、イヤな臭いもこもりづらく、モノの出し入れもかんたんにできるのがメリットです。


一方で、来客にも収納が丸見えになってしまうので、片付けが苦手な人や、ゴチャついたところを来客や宅配便の業者に見られたくない、という人には不向きと言えるかもしれません。



・クローズタイプのメリット・デメリットとは?

出入り口に扉をつけるのが、クローズタイプ。

シューズクロークの中が見えないので、玄関まわりをスッキリとした印象に保てます。

来客や宅配業者などにも中を見られることがありません。


また梅雨時のように靴のムレた臭いが気になりがちな時期に、イヤな臭いが室内に入ってくるのを防ぐこともできます。


デメリットとしては、扉を設置する費用が必要になることが挙げられます。

「ウォークスルー」タイプなら、扉が2枚分必要になりますが、片方だけ扉をつけてクローズタイプにして、もう片方は扉をつけずにオープンにする、ということも可能です。




■後悔しないために! シューズクロークに扉を付ける場合の注意点


このようにシューズクロークには扉があると、何かと便利。

ただし後悔しないために、デメリットを踏まえたうえで、それを解消できる対策を講じておきましょう。



・外から見られたくないけれども、開け閉めが面倒なのはどうすれば?

開き戸ではなく引き戸にしておけば、省スペースになるだけでなく開け閉めもスムーズ。

ふだんは引き戸を閉めてオープンスタイルで使い、必要な時だけ閉めれば玄関まわりを整然と保つことができます。



・湿気や臭いが溜まりやすい

扉をつけると不快な臭いが室内に漂ってくるのを防ぐことはできますが、シューズクローク内に臭いや湿気が溜まっていては、根本的な解決になりませんよね。


適度に扉を開け放して換気をする、というのも一つの手ですが、最近はシューズクロークやウォークインクローゼット用の換気扇も登場しています。


ただし換気扇は配線を引いたり電源を設けたりする必要があります。場合によっては天井や壁をはがすこともあるのは知っておきましょう。


》換気扇の後付けは可能なの?その方法と手順について解説


》戸建てに24時間換気システムは必要なの?導入するメリットや注意点を紹介



・コストがかかる?

便利さや見た目の美しさを求めようとすると、それなりに費用がかかってしまうのは致し方ないこと。


むやみにコストを抑えた結果、不便な生活を強いられたり、日常の小さなイライラを我慢しなければならないのもつらいですよね。

コストに対して、便利さや快適さの釣り合いが取れるかということを前向きに考えてみるとよいですよ。


また地元密着型の工務店なら、コストに悩んでいるけれども便利さも欲しい……と率直に話せば、最適な提案をしてくれることでしょう。


》ハウスメーカーと地場工務店の違いは?どちらに頼む方が良い?




■シューズクロークでお悩みのことがあれば、川津工務店までお気軽にご相談ください!



新築から小さな住まいのお悩み事まで手がける東京都世田谷区の川津工務店は、地域密着型の工務店として、ていねいな仕事に定評があり、ご予算と理想をすり合わせた最適な提案に定評があります。


腕利き大工が活躍する工務店だからこそ、建材・資材の扱いや流通に長けているのも強みの一つ。理想を叶えながらコストダウンを図ることが可能です。


ご予算の範囲内で最大限のご提案をいたしますので、コスト的にちょっと不安で……という方も、お気兼ねなくご相談くださいね。プラン、仕様、提案から施工までワンストップで手がけているため、余計な中間マージンが生じず、適正コストでご要望を実現します。


お客さまに寄り添い、暮らしの不便を解決することが、「住まいの萬屋(よろずや)」である私たちの喜びです。

ライフスタイルに合わせたリフォームやさまざまな不具合への対応など、どんな小さなご相談でも喜んで承ります。

地域に根差す工務店として、最高の住まいをつくるお手伝いができればと思っています。

お困りごとがあれば、まずはお気軽にご連絡くださいね。



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