ウォークインクローゼットで失敗しないためにチェックすべきポイントとは?


東京都世田谷区で店舗工事やリノベーション工事、リフォーム工事などの設計、施工を行っております川津工務店です。


広々とした空間に整然と洋服が並んでいるウォークインクローゼットには、誰もが一度は憧れを抱いたことがあるのではないでしょうか。


しかし、実際に住んで使ってみると、ウォークインクローゼットについて「失敗した」と感じるケースも少なくありません。


今回は、ウォークインクローゼットでよくある後悔するポイントや、ウォークインクローゼットが必要ない人の特徴、失敗しないための注意点を紹介します。




■ウォークインクローゼットでよくある後悔するポイント



まずはウォークインクローゼットでよくある失敗例について紹介します。



・使いづらい

ウォークインクローゼットにはⅠ型、Ⅱ型、L字型、コの字型などいくつかタイプがありますが、採用したタイプと収納する物の量、生活スタイルなどが合わないと、使いづらく感じてしまうことがあります。


「家族全員分の着替えをまとめるため広いウォークインクローゼットにしたが、子どもが大きくなってきたら一緒だと不便に感じるようになった」「コの字型にしたら、角が使いにくくデッドスペースになってしまった」など、後から使いにくさを感じてしまうケースも少なくありません。


ウォークインクローゼットを取り入れたい場合は、実際に使用するときのことをイメージして考えることが大切です。



・狭い

収納したい物に合う広さや形にしなければ、せっかくのウォークインクローゼットも狭くて不便だと感じてしまいます。特に通路のスペースが十分でないと奥まで入りにくかったり、引き出しが開けにくかったりと、せっかくのスペースを有効に活用できません。


しかし、通路や収納量を確保するためにウォークインクローゼットを広くすると、その分居室が狭くなってしまいます。ウォークインクローゼットと居室にどの程度の広さが必要かをふまえて検討することが大切です。



・扉をつけなかった

「頻繁に出入りするから扉は必要ない」「コスト削減になるなら扉はなくていい」などの理由で扉をつけないこともよくありますが、実際に生活してみると、やはり扉をつければよかったと後悔するケースがあります。


ホコリが入り込みやすく掃除が大変、冷暖房効率が悪い、常に中の様子が見えてごちゃごちゃした印象になるなど、生活してみてから扉の必要性を感じるケースは少なくありません。ただし、どうしても気になる場合は扉を後付けしたり、カーテンや暖簾で目隠ししたりする方法もあります。



・棚を自由に変えられない

収納量を増やして使いやすくするために棚を造り付けるケースもよくありますが、可動式にしなかったことで後悔する場合も多いです。棚の位置が固定されていると、収納できる物の大きさや量が限られてしまいます。


長く住めばライフスタイルや家族構成が変わり、ウォークインクローゼットに収納したい物や量も変化するものです。収納する物によって調節できるよう、最初から可動棚を導入するのがおすすめです。



・コンセントが少ない

ウォークインクローゼットにコンセントがない、または1箇所しかないことで、不便に感じてしまう場合があります。洋服や荷物を収納するだけならコンセントは必要ないと思っていても、実際には掃除機やアイロンなどのコードが届かずに困ってしまうというケースはよくあります。


除湿機を稼働させながら掃除機やアイロンを使用するなど、コンセントが必要と感じる場面は意外とあるものです。後からコンセントを増やすのは大掛かりな工事が必要になる場合もあるため、最初から複数のコンセントがあると安心です。




■ウォークインクローゼットいらなかったと感じる人の特徴



ウォークインクローゼットは生活スタイルや家族構成などによって、向き不向きがあります。ここではウォークインクローゼットが必要ない人の特徴について紹介します。



・家の広さに制限がある

ウォークインクローゼットは一般的なクローゼットよりもまとまったスペースが必要になるため、家の広さに制限がある場合は無理に作らない方が良いでしょう。せっかくウォークインクローゼットを作っても、その分居室が狭くなってしまい、生活しにくいと感じてしまう可能性があります。



・洋服や荷物が多くない

ウォークインクローゼットは収納量の多さがメリットのひとつですが、そもそも洋服や荷物が多くない人にとっては、スペースを持て余すことになってしまいます。その分居室を広くした方が、快適に生活できるでしょう。




■失敗しないためにはどんなことに気を付ければいい?



せっかくウォークインクローゼットを取り入れるなら、失敗して後悔することは避けたいですよね。ここでは失敗しないための注意点を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。



・自分の荷物の量がどれくらいあるのか把握する

必要な広さを考えるためには、ウォークインクローゼットに何を収納したいのか、どのくらいの量を収納したいのかを事前に確認しておくことが重要です。現在の荷物の量だけではなく、「子どもが成長したら」「退職したら」など、ライフスタイルの変化に応じてウォークインクローゼットをどう使いたいかも一緒に考えておきましょう。


また、洋服だけではなく、趣味の荷物や季節用品などもウォークインクローゼットに収納したい場合は、その分のスペースを確保する必要があります。



・生活動線をイメージする

ウォークインクローゼットを寝室に作るのか、洗面所や浴室の近くに作るのかなど、場所によって使い方も変わってきます。洗濯をして取り込んだ服をどう片付けるのか、朝の身支度はどこでするのかなど、実際の生活導線をイメージして考えることが大切です。


ここまでウォークインクローゼットの失敗例や注意点などを紹介してきましたが、ウォークインクローゼットは暮らしの中で何を重要視するかによって必要性も変わってきます。


生活スペースがある程度削られたとしても広いウォークインクローゼットが必要というケースや、換気のためなら中が見えてしまっても扉はなくていいというケースなど、何を重要視するかは人それぞれです。


どのような暮らしをしたいのかをふまえて、ウォークインクローゼットの必要性や、広さやタイプなどを検討しましょう。


川津工務店は、東京都世田谷区を拠点にリフォームや新築工事を手がけています。お客様のご要望に寄り添い、プラン、仕様、提案から施工まで一貫して請け負っております。


家の新築工事はもちろん、住まいのさまざまな不具合への対応やライフスタイルに合わせたリフォームまで、どんな小さな相談でも承ります。


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