皆さん、こんにちは。東京都世田谷区を拠点として、リフォーム・リノベーション工事や新築工事を手掛ける川津工務店株式会社です。
ランドリールームは、最近人気の間取りの一つで、ユーティリティルームとも呼ばれることがあります。
ふつうなら、洗面・脱衣所に洗濯機を置くところ、洗濯を中心とした家事室として使えるランドリールームがあると、アイロン掛けや室内干しもできて、洗濯のおおかたの作業がここで完結。
ただせっかくランドリールームがあるのに、洗濯物が乾かずに宝の持ち腐れ……と後悔する声もよく聞きます。
今回は、なぜランドリールームで洗濯物が乾かないのか、その理由と快適にするための解決方法を解説。
また、これからランドリールームをつくりたい、という方にもお役立ちのリフォーム方法もご紹介します。
■ランドリールームで洗濯物が乾かない原因とは
洗濯物が乾く条件は、「気温(室温)が高く、湿度が低い」ということ。
冬場は、湿度は低いものの室温が低いので、洗濯物が乾きにくくなってしまうのです。
気温(室温)が低いと、空気中に取り込める水分量が少なくなります。
そのため、洗濯物を干すと湿度が高い状態に。
結果として、室温が低く湿度は高いという、乾きにくい環境になってしまうのです。
洗濯物が乾かないと、着るものがない!というだけでなく、ランドリールームがジメジメとした不快な空間になりかねません。
■洗濯物が乾きやすいランドリールームをつくるためのポイントとは?
洗濯物が乾きやすい「気温(室温)が高く、湿度が低い」条件をつくるために、手っ取り早いのは、気軽に温度・湿度の調整できる加湿器や除湿機、サーキュレーター、暖房器具を使うこと。
ただ、小さなランドリールームだけのためにエアコンを取り付けたり、各種家電を取り揃えて使うのも、なんだかもったいないですよね。
また、家電のパワーが足りないと、せっかく新しく買い込んでも、元の木阿弥になってしまいます。
そこでおすすめなのは、リフォームで洗濯物が乾きやすい環境をつくってあげること。
効果的な方法を紹介します。
・調湿性能や蓄熱性の高い素材を使う
漆喰や珪藻土、無垢のフローリングなどの自然素材は、高い調湿性能をもっています。
湿度が高くて洗濯物が乾きにくい梅雨時や夏場は、空気中の水分を吸湿してくれます。
逆に湿度が低い冬場は水分を放湿するので、洗濯物が乾きやすくなります。
また漆喰や珪藻土は蓄熱性があるので、冬場でも一度部屋が温まったら、熱を逃がしにくくなります。
珪藻土は消臭機能もあるので、ランドリールームを気持ちの良い空間に保つことができますよ。
・自然光を取り入れる窓をつくる
もしランドリールームの壁が、家の構造を担う「構造壁」でないのなら、窓をつくることも可能です。
極端に大きな窓でなくても、高い場所につくるハイサイドライトやトップライトなどは、窓の面積に比べて効率よく採光できます。
もちろん、室内窓という手も。
ランドリールームを密室にせず、廊下や隣の部屋などに空気を逃がして循環させてあげるだけでも、効果が期待できます。
ちなみに夏場の極端な熱気や、冬の結露のことを考えて、窓ガラスやサッシは断熱性の高いタイプを使うのがおすすめです。
トップライトは、採光効率は良いのですが、夏場は暑くなりすぎる可能性があるため、電動式のスクリーンを取り付けるとよいでしょう。
・換気扇やコンセントを設置する
最近はウォークインクローゼット用などコンパクトな個室用の、性能の高い小さな換気扇が登場しているので、こうした機械の力を借りるのも一つの手。
ただし以前にもご紹介したように、配線を引いたり電源を新設したりする必要があるために、天井や壁をはがすケースがあることは知っておきましょう。
もし天井や壁をはがすような工事をするのなら、素材も調湿性の高いタイプにリフォームすると効果的です。
》換気扇の後付けは可能なの?その方法と手順について解説
》戸建てに24時間換気システムは必要なの?導入するメリットや注意点を紹介
・使い勝手の良いランドリールームにアップデートするためには?
せっかくリフォームをするのなら、さらに使い勝手をアップさせることもできます。
たとえば、アイロン台。
ランドリールームが狭くて、アイロン掛けをわざわざリビングや他の空間で行ったりしていませんか?
あるいは、アイロン掛けをするたびに、スタンド式のアイロン台を引っ張り出すのが面倒、とお悩みではないでしょうか。
アイロン台は、造作工事により、壁に折り畳み式のものを取り付けると、ふだんは畳んで空間を広々と使うことができます。
また造作したカウンターの下から、アイロン台を引き出せるようなデザインも人気です。
立ちっぱなしの作業が辛い……という人には、広めのカウンターの造作がおすすめ。
座ったままアイロンを掛けることができて、足腰への負担が少なくなります。
カウンター下は、最小限足を入れられるスペースを確保して、残りは下着類や洗剤などの収納に充てることもできます。
■リフォームで理想的なランドリールームをつくるコツとは?
他の部屋のリフォームと一緒に、今あるランドリールームもつくり直したい。
あるいは、新たにランドリールームをつくりたい、という方もいらっしゃることでしょう。
乾きやすく使い勝手の良いランドリールームをつくるためのポイントを紹介します。
・外とつながる動線にする
暖かい季節はもちろん、冬でも晴れた日には、洗濯物を外干ししたいですよね。
したがって、ランドリールームは庭やベランダなど、外部とつながっていると理想的です。
水に濡れて重くなり、持ち運びが負担になる洗濯物を、すぐに外に干すことができます。
室内干しをする場合でも、外とつながっている間取りなら、窓から光や風を取り入れることができて、洗濯物が乾きやすくなります。
また室内干しをしていると、洗濯物の糸クズなどが床に落ちてしまうこともありますよね。
ランドリールームが外とつながっていれば、さっと掃き出すこともできますよ。
・洗うだけでなく前後の作業もスムーズに
洗濯は「脱ぐ-洗う-干す-畳む-しまう」という5つの作業が発生します。
したがって、ランドリールームは「脱ぐ」場所である、洗面脱衣室のすぐ横にあると便利なのは、言うまでもありません。
考えたいのは、ランドリールームで「洗う-干す-畳む」を終えたあとに発生する「しまう」ための動線のこと。
ランドリールームが、寝室や子ども室と近いと片付けがラクになります。
あるいはランドリールーム近くに、家族共用のファミリークローゼットを設けると、「しまう」場所が一カ所に集約されて、各部屋をそれぞれ回る必要もなくなります。
・室内干しのための物干しにもこだわってみる
室内干しをするための天井付けの物干しにも、いくつかの選択肢があります。
人気を博しているのは、スタイリッシュな黒いアルミの常設型。
インテリアとしても「映える」ので、ランドリールームがおしゃれな空間になります。
必要な時だけ竿を引き下ろして使う昇降式という選択肢も。
ふだんは竿が見えないので、空間を広々感じることができます。
リモコンを使った電動式なら、いっそう便利です。
■ランドリールームのリフォームは、川津工務店までお気軽にご相談ください!
新築から小さな住まいのお悩み事まで手がける東京都世田谷区の川津工務店は、地域密着型の工務店として、ていねいな仕事に定評があり、ご予算と理想をすり合わせた最適な提案に定評があります。
腕利き大工が活躍する工務店だからこそ、建材・資材の扱いや流通に長けているのも強みの一つ。理想を叶えながらコストダウンを図ることが可能です。
ご予算の範囲内で最大限のご提案をいたしますので、コスト的にちょっと不安で……という方も、お気兼ねなくご相談くださいね。プラン、仕様、提案から施工までワンストップで手がけているため、余計な中間マージンが生じず、適正コストでご要望を実現します。
お客さまに寄り添い、暮らしの不便を解決することが、「住まいの萬屋(よろずや)」である私たちの喜びです。
ライフスタイルに合わせたリフォームやさまざまな不具合への対応など、どんな小さなご相談でも喜んで承ります。
地域に根差す工務店として、最高の住まいをつくるお手伝いができればと思っています。
お困りごとがあれば、まずはお気軽にご連絡くださいね。
▼関連記事▼
》築50年の家はリフォームか建て替えかどっちがいい?メリットや注意すべきポイントを徹底解説!
》結露で困っている人必見!結露しやすい部屋の原因と対策とは
》シューズクロークに扉が必要か迷っている方必見!扉を設置するメリットと注意点を紹介
》ウォークインクローゼットで失敗しないためにチェックすべきポイントとは?
》小上がり畳コーナーは本当に必要?後悔しないために知っておきたいメリット・デメリット
》あなたの家にも宅配ボックスが設置できるかも?補助金の対象となる住宅の種類や条件を紹介
》ビルトイン食洗機を撤去して収納に変えることは可能?収納に変えるメリットと工事の注意点を紹介