皆さん、こんにちは。東京都世田谷区を拠点として、リフォーム・リノベーション工事や新築工事を手掛ける川津工務店株式会社です。
ローコスト住宅は、注文住宅よりも安価に夢のマイホームを建てられるとあって、近年需要が高まっています。
しかし、ローコストと言われると「建物の耐久性は大丈夫なの?」「20年後も住み続けられるの?」と不安に思う方もいるでしょう。
せっかく購入したマイホームで失敗しないためにも、ローコスト住宅がなぜ安いのか、耐久性は問題ないのか、知りたいですよね。
そこでこの記事では、ローコスト住宅の寿命や耐久性について解説します。10年後・20年後の住み心地に不安を感じる方は、ぜひ最後までご覧ください。
■ ローコスト住宅とは
そもそもローコスト住宅とは、簡単に言うと、比較的安価で建てられる住宅のことです。
一般的には、面積が35坪程度の土地に1,000万円〜2,000万円ほどで建てられる住宅となっており、坪単価は30〜50万円程度となっています。
国土交通省が提示する住宅の工事予定額に関するデータから換算すると、木造であっても平均坪単価は57.1万円、鉄筋コンクリート造であれば99.7万円にまで跳ね上がります。
これらを含めた一戸建ての平均坪単価は、60万円程度となっていますから、ローコスト住宅がいかに安いかお分かりいただけるでしょう。
平均水準よりもコストを抑えて建てられるのが、ローコスト住宅の最大の魅力です。
他にも、設備や間取り、デザインをいくつかの選択肢から選んで決める仕組みは、ローコスト住宅ならではと言えます。ある程度規格化されていて、注文住宅ほど自由度がないことから、セミオーダータイプの住宅とも言われてきました。
ローコスト住宅が、なぜここまで安くできるのかというと、材料や設備を一括購入していたり、施工方法を合理化していたり、デザインを規格化したりしているからです。これにより、完全にオーダーメイドとはいかないまでも、比較的安価に一戸建てを建てることができます。
間取りやデザインなどの規格は、各住宅メーカーで大きく異なるため、十分吟味する必要がありますが、気に入ったデザインがあれば、ローコスト住宅にするのもおすすめです。
■ ローコスト住宅は寿命が短いと言われる理由
なぜ、ローコスト住宅は寿命が短いと言われるのでしょうか。よく聞かれる理由を2つ見ていきましょう。
・ 素材や部材がB級品だと思われている
一つ目の理由は、ローコスト住宅の素材や部材に、B級品が使われていると思われている点です。
なぜそう思われるのかというと、価格の安さに理由があります。
注文住宅であれば、本体価格に3,000万円以上かかることが一般的です。それがローコスト住宅となると1,000万円台でできるのですから、素材にB級品を使っていると思われても仕方ないかもしれません。
・ 施工精度が高くないと思われている
二つ目の理由は、下請け業者の施工精度が高くないと思われている点です。
これも価格差が理由となっています。
注文住宅の1/3の値段でできるローコスト住宅なら、それだけ手を抜いているのではないか、ということです。
やはり、価格差には何かあるのではないかと思ってしまいますよね。
■ ローコスト住宅の寿命はどれくらい?20年後も住める?
ローコスト住宅の寿命は短いと思われていますが、結論を言えば20年後も十分住み続けられる可能性があります。
そもそも住宅の寿命というものは、コストに関わらず、建物の構造や品質、メンテナンスの有無など、さまざまな要因が絡み合って決められるものです。
例えば、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造りなどには、それぞれ法定耐用年数が決められています。木造住宅で22年・鉄骨造で19〜34年・鉄筋コンクリート造で47年です。これらの耐用年数は、注文住宅でもローコスト住宅でも変わりません。
次に、住宅の寿命を左右する要素として挙げられるのが、メンテナンスです。
住宅の寿命は手をかけた分だけ伸びる可能性があります。反対に、どんなにいい素材を使っていても、まったく手入れがされていない状態では、すぐに劣化してしまうでしょう。
大事なことは、住宅メーカーを選ぶ際に、施工方法だけでなく、アフターサービスや保証の有無にも目を向けることです。
このように、住宅の寿命は、ローコスト住宅だからといって短いわけではありません。ローコスト住宅も建築基準法や耐震基準はしっかりと守られていますので、安心して長く住むことができます。
■ 結局、家を建てるならどれがいいの?建売や注文住宅は?
家を建てるなら、注文住宅・ローコスト住宅・建売住宅、結局はどれがいいのでしょうか。
一概に言うのは難しく、お客様の希望・要望によるところが大きいといえます。
建売住宅の良さは、実際に建てられている家を見て決めることができ、購入コストも抑えられる点です。土地と建物がセットになって販売されているため、実際にその土地と建物を気に入れば、いい選択と言えます。
デメリットは、自由に土地を選べないことと、間取りや設備の細かな要望を反映できないことです。
ローコスト住宅は、注文住宅ほどお金をかけずに、ある程度の要望も叶えながら、自分の家を建てたいという方におすすめです。
しかし、住宅メーカーによっては、ほとんど選択肢がない場合もあるので注意しましょう。そのような住宅メーカーでは、建売住宅を購入するのと変わらない仕上がりになってしまうこともあります。
注文住宅は、自分の好きな土地や環境に、ライフステージに合った家を建てられる、最も条件のいい住宅の建て方です。日々の通勤やお子さまの学校に合わせて住みやすい土地を決め、完全オーダーメイドの住宅を建てることができます。
信頼できる住宅メーカーや工務店を選べば、一から夢のマイホーム作りを楽しめるでしょう。
上記の点から、予算や好みに合わせ、自分に合った住宅の形を検討してみてください。
》建売住宅はやめた方がいいって本当? 注文住宅との比較でわかるメリット・デメリット
■まとめ
この記事では、ローコスト住宅の寿命と耐久性から、20年後も住み続けられるかどうかについて解説しました。
ローコスト住宅だから、寿命が短いというわけではありません。どのような建物でも、適切な施工とメンテナンスが行われていれば、20年後も安心して住み続けられるはずです。
長く住むことを考えれば、アフターサービスにも目を向けて、信頼できる住宅メーカーや工務店を選びましょう。
■新築から小さな住まいのお悩み事まで川津工務店にお任せください!
川津工務店株式会社は「地元に根付いた昔ながらの工務店」を目指し、東京都世田谷区を拠点にリフォームや新築工事を手掛けている会社です。
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