フロアコーティングは必要ないというのは間違い?コーティングのメリットと重要性を紹介

東京都世田谷区で店舗工事やリノベーション工事、リフォーム工事などの設計、施工を行っております川津工務店です。


家を新築する際、フロアコーティングは必要かどうか、なかなか決められない人も多いのではないでしょうか。口コミサイトなどを見てもさまざまな意見があり、どの情報が正しいのか判断が難しいですよね。


今回はフロアコーティングの必要性について、特徴やメリットを交えて解説します。



■フロアコーティングとは?どんな種類がある?



フロアコーティングとは、汚れや傷などのあらゆるダメージからフローリングを守るために塗布する溶剤のことを指します。硬くて無色透明の塗膜がフローリングの表面を覆うため、汚れや傷がつきにくくなります。


ワックスと混同してしまう人も多いですが、ワックスとは別物です。ワックスもフローリングの表面を塗膜で覆うものですが、フロアコーティングと比べて耐水性や耐久性が低く、数ヶ月ごとに汚れたワックスを剥がして塗り直す必要があります。


フロアコーティングは耐水性や耐久性が非常に高く、種類によりますが短いものでも数年、長いものだと30年程度も長持ちします。一度施工すれば長期に渡ってフローリングを保護してくれるため、ワックスのようにこまめに塗り直す必要がありません。


フローリングは家の中でも汚れや傷がつきやすい箇所です。特に小さなお子さんやペットがいる家庭では傷がつきやすく、汚れもこまめに掃除しなければすぐシミになってしまいます。フロアコーティングをしていないと床がすぐに傷んでしまうため、傷がまったく気にならない人やよほどこまめに掃除ができる人を除いて、フロアコーティングは必要であるといえます。


フロアコーティングには大きく分けて4つの種類があります。耐久年数が長い順に、UV系、ガラス系、シリコン系、ウレタン系があり、それぞれ仕上がりの光沢や機能面での違いがあります。コストや耐久性、好みのツヤ感などをふまえて選ぶとよいでしょう。


それぞれの特徴は次の通りです。


・UV系

耐久年数は30年程度。光沢が強くツヤのある仕上がり。耐薬品性や耐熱性、耐摩擦性に優れている。


・ガラス系

耐用年数は20年程度。光沢がなくマットな仕上がり。耐薬品性はあるが、塩素系漂白剤は使用不可。


・シリコン系

耐用年数は10〜15年程度。ツヤのある仕上がり。耐薬品性はあるが、塩素系漂白剤は使用不可。


・ウレタン系

耐用年数は5〜10年程度。マットな仕上がり。耐薬品性は他と比べて劣るため、洗剤の使用には注意が必要。




■フロアコーティングは必要?メリットを紹介



フロアコーティングにはさまざまなメリットがあります。ここでは4つのメリットを紹介するので、フロアコーティングの必要性を判断する際の参考にしてみてください。



・フローリングを綺麗に保つことができる

フロアコーティングを施工すると、フローリングの美観維持につながります。床は汚れや傷がつきやすい箇所であるため、何もしていない状態ではダメージを受けやすく、見た目の美しさもどんどん薄れていってしまいます。


対してフロアコーティングは床材の表面を硬い塗膜で覆うため、新築時の美しさを長期に渡って保つことが可能です。



・家事の時短につながる

フロアコーティングを施工すると床のお手入れがラクになるため、家事の時短につながります。家の中でも床はかなり広い面積を占めるため、掃除をするのも当然時間がかかります。しかし、フロアコーティングは汚れがつきにくく落としやすいため、掃除の手間を大幅に軽減することが可能です。


コーティングの種類によって多少の違いはありますが、多くの汚れは水拭きで簡単に落とせます。頑固な汚れでも、家庭用の洗剤で落とせる場合がほとんどです。



・フローリングの寿命が延びる

フロアコーティングはフローリングを保護してくれるため、何もしない状態に比べて寿命を延ばす役割を果たしてくれます。フローリングを保護しない状態で生活していると、日々の汚れやダメージによって劣化が早く進んでしまい、すぐにボロボロの状態になってしまいます。


しかし、フロアコーティングは一度施工すれば数年から数十年も効果が持続するため、フローリング自体の耐久性を高めることが可能です。



・ペットのケガ防止

フロアコーティングはフローリングを滑りにくくしてくれるため、ペットのケガ防止にもつながります。フロアコーティングをすると滑りやすくなるのではないかというイメージをもつ人もいるようですが、実際は逆で、床を滑りにくくしてくれる効果があります。


滑りにくさはコーティングの種類によって異なりますが、室内でペットを飼っている人向けの商品もあるため、大切な家族の一員であるペットをケガから守ることが可能です。




■ペットのケガは家の中で起こっていることが多い!



ペットのケガは家の中で起こることが多く、ワンちゃんのケガの場合、実際には約7割が家の中で起こっています。一般的なフローリングは、ワンちゃんにとっては表面がツルツルしていて滑りやすく危険です。


室内でのケガや事故で最も多いのは、異物誤飲です。しかし、室内を走り回ることで起きる骨折や脱臼、椎間板ヘルニア、靭帯の損傷や断裂を合わせると、異物誤飲を抜いて1番のケガや事故となります。せっかく元気に遊んでいても、ケガの危険があっては安心できませんよね。


大切な愛犬と安心して暮らせる住まいにするためには、フロアコーティングは必要であるといえます。一度施工すれば長期に渡って床を保護して滑りにくさを保ってくれるため、人もペットも安全に過ごせます。新築時に施工すれば新品のきれいな状態を長く保つことができ、傷や汚れもつきにくくなるため、ペットを飼っている場合は特におすすめです。


川津工務店株式会社は、東京都世田谷区を拠点にリフォームや新築工事を手がけています。フロアコーティングの施工も、ぜひ安心してお任せください。


お客様のご要望に寄り添う地域密着型の会社で、家の建築だけではなく、住まいの様々な不具合への対応やライフスタイルに合わせたリフォームまでどんな小さな相談も承ります。お客様のご要望をイチバンに考え、プラン、仕様、提案から施工まで一貫してお任せいただけます。


地域に根ざす 「住まいの萬屋」 として貢献しますので、フロアコーティングはもちろん、住まいに関するお困りごとは何でもご相談ください。



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