築30年の家をリフォームすると何年住める? 費用相場とリフォームをする際のポイントを紹介

皆さん、こんにちは。

東京都世田谷区を拠点として、注文住宅・新築工事やリフォーム・リノベーション工事を手掛ける川津工務店株式会社です。


住み始めてから30年くらい経つと、リフォームを考えるようになる方も多いことかと思います。

ただリフォームをして、その先どのくらい住み続けられるのか気になりますよね


今回は、築30年の家はどのくらい老朽化しているのか、またリフォームでどのように改善できるのか、予算の相場もあわせて紹介します。




■家は30年でどのくらい老朽化する?



30年も経つと、家のそこここが古く感じられるようになります。

あくまで一例ですが、パーツ別に、おおよその耐用年数や交換時期を見ていくと、下表のような具合になります。



たとえば壁材では、クロス貼りにすると、10年(あるいは15年程度)で全面的に張り替える必要が。対して漆喰塗りにすると、クロスのように剥がして交換する必要はなく、補修だけで済みます。


無垢材のような自然素材は、定期的にオイル拭きのようなメンテナンスで長持ちさせることができます。


このように素材によって耐用年数やメンテナンスのタイミングはそれぞれですが、いずれにせよ20年〜30年で交換の節目を迎えることが多い、ということがわかります。


一方で、「木造の寿命」と調べると、「22年」という数字が出てくることが多いのですが、これは住宅ローン審査などで用いられる、資産価値を示す法定耐用年数の話。

建物の資産価値は経年劣化で目減りするものとして、国が目安を定めたものなのです。

木の家そのものがどのくらいもつか、という話とは、まったく関係ありません。


木造住宅の場合、梁や柱といった構造は、内装材・外装材とは異なり、雨漏りや大きな地震の影響がない限り、それほど著しい劣化はしないものです。




■築30年の家をリフォーム後、どれくらい住める?



戸建ての木造住宅は、きちんとメンテナンスをすれば60年〜80以上は住むことはできます。

良い木材が使われて、適切に施工されていれば、リフォームで100年は住み続けられるという声も。

一般的には築30年の家もていねいにリフォームをすれば、さらに20〜30年は住み続けられるというのが定説です。


そのためには、定期的なメンテナンスが大切です。

表で示したように、素材や設備によって適切な時期に、必要な処置を施しましょう。




■30年以上住めるようにするリフォームの費用相場って?



リフォームには種類があり、大きくは「フルリフォーム」と「部分リフォーム」の2つに分かれます。

それぞれの費用相場を見てみましょう。



・フルリフォーム(家全体のリフォーム)の場合

フルリフォームは、家の内装や設備をすべて新しくする、大規模なリフォームのことです。

場合によっては、間取りを変更したり、断熱リフォームや耐震リフォームを施したりする場合も。


フルリフォームは、何を行うかで費用相場が異なり、相場は500〜2000万円と幅広いのが特徴です。


フルリフォームはスケルトンリフォームとも呼びます。

こちらの記事もぜひご覧くださいね。

》一戸建てのリノベーションは1000万でどこまでできる?各工事の費用やリノベーションする際のポイントを紹介!


》スケルトンリフォームは後悔するって本当? よくある後悔や失敗しないためのポイントを紹介!



・部分リフォームの場合

部分リフォームは、たとえば床や壁の貼り替えだけ、あるいはトイレやキッチン、浴槽など設備の交換だけを行うリフォームを意味します。


費用相場は何を行うか、どのくらいのグレードのものを使うか、という観点でかなり変わってきます。


たとえば設備なら、

・キッチンを同型で新しくする場合→約50〜150万円
・ユニットバスを新しく交換する場合→約60〜90万円
・浴室を移動したりスペースを広くしたりする場合→約200万円〜
・トイレ全体のリフォーム→約15〜30万円

……という具合になります。




■築30年の家をリフォームするポイント




・フルリフォームか部分リフォームか?

思い切ってフルリフォームをすべきか、部分リフォームに留めるか。

どちらを選ぶか悩ましいところですが、築30年の住宅をリフォームする時に考えたいのが「快適性」です。

30年前と今では省エネの基準がかなり変わり、30年前の住宅は断熱性・気密性ともに不足しています。


もちろん予算の問題はありますが、築30年の家にこれからも長く住み続けたいのなら、抜本的に性能を見直すリフォームを行うのがおすすめです。


耐震リフォームについては、1981年5月以降の「新耐震基準」で建てられている家なら、基本的には問題はないと考えてよいでしょう。

ただし新耐震基準は2000年に改正されています。築30年の場合、この基準ができる前に建てられているので、心配な方は、地域密着型の大工工務店に相談してみるとよいでしょう。


部分リフォームがダメというわけではありませんが、結局はその場しのぎで、耐用年数を迎えたら交換することに。

キッチンの交換を例にあげても、キッチンだけ交換するわけではなく、部分的に床や壁を剥がしたりすることもあります。予算は多少かかりますが、床や壁の素材も交換すると、工事の初期費用も省けるので、長い目で見ればお得と言えます。

部分リフォームの場合、一緒にどんな工事を行えば快適性やコスト面で効果的か、工務店にアドバイスを仰ぐのも一つの手です。


》大きな地震に備えて耐震リフォームを! 工事の種類とポイントを紹介


・リフォームの優先順位を決める

長く住み続けることを考えると、あれもこれも……とやりたいことがたくさん。

すべてができれば理想的ですが、予算の問題もありますよね。

そんな時は、理想のリフォーム内容をざっと書き出してみて、さらに「絶対にやりたいこと」と「できればやりたいこと」の二つに分けてみましょう。


費用がかかりがちな、断熱リフォームや耐震リフォームは、国や自治体から補助金・助成金が出ているので、賢く活用したいですね。


断熱リフォームはフルリフォームでないとできない、思われるかもしれませんが、コストを抑えることも可能です。


耐震リフォームの場合、壁や床を剥がす大掛かりなリフォームになりますが、断熱リフォームは、窓を高性能タイプに変えたり、既存の窓の内側に1枚窓を追加したりする「内窓」方式だけでも、快適さが変わってきます。


このようにお悩みややりたいことに応じて、さまざまなリフォーム方法があるので、まずは悩み事を地域密着型の工務店に相談するのが近道です。




■どんなリフォームをすれば、築30年でも長く住める?お悩みの場合は、地域密着型の大工工務店である「川津工務店」にご相談ください!



世田谷区を拠点とする川津工務店は、腕利き大工が活躍する地域密着型の工務店。

ていねいな仕事に定評があり、ご予算と理想をすり合わせながら、最適なご提案が可能です。


フルリフォーム、部分リフォームいずれにも対応でき、住宅の内部構造に詳しい棟梁が、しっかりとお住まいの状態を検分。

暮らしの安全を守るために、まず何が必要か。さらに快適性やご要望をかなえるためにはどのような方法を採るべきか、最適なご提案をいたします。


お客様のご要望をイチバンに考え、プラン、仕様、提案から施工まで、一気通貫するワンストップなので、施工精度が高く柔軟な対応が可能。余計なマージン料がかからないので、ご予算の面でもご安心ください。


ご予算の範囲内で最大限のご提案をいたしますので、コスト的にちょっと不安で……という方も、お気兼ねなくご相談くださいね。


お客さまに寄り添い、暮らしの不便を解決することが、「住まいの萬屋(よろずや)」である私たちの喜びです。


もちろん新築にも定評がありますので、新築や建て替えをお考えの方も大歓迎。

地域に根差す工務店として、最高の住まいをつくるお手伝いができればと思っています。

お困りごとがあれば、まずはお気軽にご連絡ください!




▼関連記事▼

》築50年の家はリフォームか建て替えかどっちがいい?メリットや注意すべきポイントを徹底解説!


》戸建て35坪の家は狭い?快適に暮らすためのポイントや建てる前の注意点を紹介!


》3階建ての家はやめた方がいいって本当?メリットや後悔しないためのポイントを紹介!


》築30年の家を建て替えはもったいない?初心者でも分かるリフォームか建て替えかの選び方とは


》賃貸と持ち家はどちらがお得?メリット・デメリットや向いている人の特徴を徹底解説!




▼施工事例はこちら