スケルトンリフォームは後悔するって本当? よくある後悔や失敗しないためのポイントを紹介!




皆さん、こんにちは。

東京都世田谷区を拠点として、注文住宅・新築工事やリフォーム・リノベーション工事手掛ける川津工務店株式会社です。


スケルトンリフォームとは、建物をいったん基礎や柱、梁といった骨組み(=スケルトン)だけの状態にして、間取りや仕上げ、設備など、建物内部を一新する方法です。


一般的なリフォームでは、変更したい部分だけ仕上げを変えたり設備を入れ替えたりするものですが、スケルトンリフォームの場合は大胆な変更が可能。

しかも新築よりもおトクに、住まいを生まれ変わらせることができるのです。


ただし、自由度が高い反面、よく検討しないで進めてしまうと、工事が終わって後悔した……ということも。

今回はスケルトンリフォームのメリット・デメリットや、失敗しないコツについて紹介します。




■スケルトンリフォームでよくある後悔とは?



スケルトンリフォームをして、失敗した……という声は、なぜあがるのでしょう?

その理由は大きく3つあります。



・後悔① 制約があり思いどおりの空間がつくれなかった

スケルトンリフォームで後悔しがちなのは、構造的な制約があり、思い通りのリノベーションができなかった、ということ。

骨組みだけにするといっても、地震に耐えるための壁などは場所を動かしたり、撤去したりすることはできません。


他にも構造的に必要な梁や柱、筋違い(柱と柱の間に入っているバッテン型の補強材)は、はずすことはできません。



・後悔② 建物の状態が悪く予算オーバーということに!

床や壁、天井を剥がしてスケルトンにしてみたものの、蓋を開けてみたら構造体の状態が悪く、想定外の費用がかかってしまった……というケースもあります。


たとえば柱が腐っていた、基礎がシロアリにやられていた、配管が劣化していた、断熱材が湿気でカビていた、元の図面と現状がかなり違っていた、創建当初に手抜き工事をされていた……となると、工事はより大掛かりなものに。


結果として、間取りやデザイン、設備に費やそうとしていた予算を、躯体を修繕するために使うことになり、予算オーバーとなってしまうこともあります。


基本的にスケルトンにした時にどのくらい構造体が傷んでいるかは、解体してみないとわかりません。

ただし地域密着型の腕利き大工がいる工務店なら、解体前にある程度の状態を予測することができます。あくまで予測ではありますが、必要に応じて早期段階でリフォームの計画を軌道修正することができるので、安心です。



・後悔③ 完成後のイメージが違う……?

スケルトンリフォームは自由度が高い分、図面だけでリフォーム後の状態を想像するのが難しい傾向があります。

したがって、完成後のデザインが想像と違っていた、とがっかりしてしまうケースがあるのは事実。


ありがちなのが、水まわり設備の配置を変えた場合、イメージしていたように家事ができない、というパターン。またコンセントの位置が適切ではなかった、という不満も。ささいなことではありますが、毎日使うものなのでストレスが溜まりますよね。


スケルトンリフォームの経験豊富な地元の大工型工務店に依頼すると、細やかにアドバイスをしてくれることでしょう。




■スケルトンリフォームのメリット・デメリット



では、スケルトンリフォームのメリット・デメリットを見ていきましょう。



・メリットその① 新築や建て替えにくらべてリーズナブル!

スケルトンリフォームの何よりのメリットは、新築や建て替えに比べてコストを抑えられるということ。

土地を新たに探すと土地購入費もかかりますし、建て替えにしてもいったん更地にする必要があります。しかし、スケルトンリフォームは今住んでいる家の柱や梁などの躯体を活用することでコストを大幅に抑えることができます。



・メリットその② 見えない部分もアップデートして性能向上

スケルトンリフォームでは壁を剥がして、柱や梁だけの、いわば裸の状態にします。したがってふだんは壁の下に隠れていて見えない断熱材なども交換しやすいメリットが。

ほか、配管の不具合などもチェックすることが可能です。

必要に応じて更新できるので、住まい全体の快適性をアップデートすることができます。



・メリットその③ 間取りをライフスタイルに合わせて自由につくれる

スケルトンリフォームは構造的に必要のない壁は取り外して、空間を広々使うことができます。このような間取りを改変する自由度が高いことも、メリットの一つ。

子どもが幼いうちは個室を使わず伸び伸び暮らしたいという場合や、お子さんが巣立って不要になった個室をフリースペースに活用するなど、ライフステージにあった空間づくりができます。



・デメリットその① 建物の構造によっては思うように工事できないことも

自由度が高いスケルトンリフォームですが、住宅の構造によっては間取りのアレンジが制限を受けることも。

たとえば木造のなかでも、壁が構造的に大きな役割を担う2×4(ツーバイフォー)や、鉄筋コンクリート造の壁式構造では、大胆な間取り変更がしづらい傾向があります。



・デメリットその② 予算オーバーになりがち?

スケルトンリフォームは仕上げ材や設備だけを交換するようなリフォームに比べて、コストがかかる傾向があります。

また自由度が高い分、夢も膨らむので、理想を詰め込んだ結果、予算オーバーとなることも。やりたいことをいったんすべて洗い出した後で、優先順位をつけて整理するとよいでしょう。




■スケルトンリフォームで後悔しないためのポイントを紹介



では、スケルトンリフォームで失敗しないためには、どのようなポイントをおさえておくとよいのでしょう?



・失敗しないコツ① スケルトンリフォームの目的を明確に

スケルトンリフォームで失敗しないためには、何のためにリフォームをするのか、目的を明確にすることが大切です。


たとえば子育てのしやすい家にする、大人が趣味を満喫できる家にする、性能を向上させて住宅の長寿命化を図るなど、目的をはっきりさせると要望も整理しやすくなります。


目的を曖昧なまま進めてしまうと、希望を叶えやすいだけに、かえって仕上がった空間の用途がブレてしまうということも。

自分たちにぴったり合い、かつ、スケルトンリフォームだからこそ実現できることを見つけることがポイントです。



・失敗しないコツ② 叶えたいことに優先順位をつける

次に大切なことが、やりたいことに優先順位をつけること。

「必ずやりたいこと」「可能ならやりたいこと」と、要望を二つにわけた上で、さらにスケルトンリフォームでなければできない、という観点で、チェックしてみましょう。


たとえば3LDKから2LDKに変更する、キッチンの位置を変える、断熱性能や耐震性をアップする、バリアフリーにする、省エネ化を図る……このようにスケルトンリフォームだからこそできることを優先して考えてみるのも、一つの手です。



・失敗しないコツ③ 完成後のイメージをすり合わせる

スケルトンリフォームは、空間構成やインテリアをがらりと変えることが可能です。

図面だけではイメージしにくい部分もあるので、疑問があればていねいに答えて具体的な解答をくれる工務店に依頼するのが得策です。


図面だけでわからないところは、模型やスケッチなどを見せてもらい、完成後のイメージをすり合わせるとよいでしょう。





■スケルトンリフォームで失敗しない業者探しのキーワードは「地域密着型」「大工型工務店」!構造からインテリア・設備まで豊富な経験をもってきめ細やかなご提案をいたします!



スケルトンリフォームの成功は、パートナーとなる工務店選びにもかかっています。

評判や実績を調べたうえで決め手となるのが、「地域密着型」と「大工型工務店」というキーワード。

というのも、スケルトンリフォームは規模も大きく相談事も多岐にわたるため、顔の見える形で付き合える地域密着型がベスト。


また地域に根ざした活動を謳っている工務店は、大々的な広告を打たない代わりに口コミで評判が広がるものなので、誠実で対応がていねいで、かつ優れた技術力をもっている傾向があります。


さらに住宅内部の構造が予算を大きく左右する可能性のあるスケルトンリフォームでは、家の構造を知り尽くした大工型の工務店に依頼するのが、成功の秘訣。

インテリアや設備交換だけを専門とする会社では、総合的な設計・施工力と経験力が求められるスケルトンリフォームは難しいでしょう。


世田谷区を拠点とする川津工務店は、腕利き大工が活躍する地域密着型の工務店。

ていねいな仕事に定評があり、ご予算と理想をすり合わせながら、最適なご提案が可能です。

ヒアリングの段階では設計士が家づくりにかける思いをじっくり傾聴。

かなえたいこと、不安に思っていることなど、なんでもざっくばらんにお話ください。


ご予算の範囲内で最大限のご提案をいたしますので、コスト的にちょっと不安で……という方も、お気兼ねなくご相談くださいね。


お客さまに寄り添い、暮らしの不便を解決することが、「住まいの萬屋(よろずや)」である私たちの喜びです。


スケルトンリフォームはもとより、ちょっとした不具合への対応など、どんな小さなご相談でも喜んで承ります。もちろん新築や建て替えもお任せください。

地域に根差す工務店として、最高の住まいをつくるお手伝いができればと思っています。

お困りごとがあれば、まずはお気軽にご連絡くださいね。



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