皆さん、こんにちは。
東京都世田谷区を拠点として、注文住宅・新築工事やリフォーム・リノベーション工事手掛ける川津工務店株式会社です。
ひと口に世田谷区といっても、ゆったりした住宅街もあれば、比較的コンパクトなお住まいが立ち並ぶエリアと、さまざまです。
とかく昨今は土地代があがっているので、コンパクトな敷地を選んで土地購入費を節約し、その代わりに縦空間を活用して十分な床面積を確保したい……と考える方も多いことでしょう。
そんな時に選択肢となるのが「3階建て」。
ただしネットの声を集めてみると、やめておいたほうがいい、という声もちらほら……?
実際、3階建ての住まいってどうなんでしょう?
やめたほうがいいと言われている理由は何なのか。
一方で3階建てならではのメリットとは?
今回は、家づくりのプロの視点で、3階建て住宅のメリットや、後悔しないためのポイントを解説します。
■なぜ「3階建てはやめた方がいい」と言われるのか?
まずはじめに、なぜ3階建てはやめたほうがいいと言われるのか、その理由を見てみましょう。
・階段の上り下りが大変?
3階建てのデメリットとしてまず挙げられるのが、階段の上り下りの大変さ。
これはしごくもっともな話です。
ただし解決方法もあり、たとえば上り下りしやすい寸法の階段を設計することも可能です。
また以前のブログで2階リビングを取り上げた時にも紹介しましたが、将来的にエレベーターを増設することもできますよ。
・階ごとに温度差が生じやすい?
夏は3階が暑くて、冬は1階が寒かったり。
また1階と3階で明らかに暑さ寒さが異なったり……たしかに3階建てにはそのような指摘もあります。
ただこれはちょっとひと昔前の話。
省エネ法が改正されて、2025年4月以降に着工するすべての建築は、省エネ基準への適合が義務付けられるようになりました。
住宅も一定の基準に達していないと建築できません。
新しい基準の省エネ性能は高く、高気密・高断熱がスタンダード。したがって家全体の温度が安定するので、この点はあまり心配しなくてよいでしょう。
ちなみに省エネ基準の適合は2025年4月からなので、今年2024年に建てておけば厳しい基準でなくてもよいのでは?と思われるかもしれません。
法律的には問題はありませんが、現在で最高ランクの省エネ基準が、2025年から最低ランクになってしまいます。
快適な住環境をつくるだけでなく、資産価値的にも高い省エネ基準で家を建てたほうがさまざまな面でおトクですので、建築会社によく相談してみましょう。
・建物が揺れやすい?
建物の高さが高くなるほど、揺れの影響は受けやすくなります。
たしかに3階建ての住宅は揺れやすい、という意見もありますが、地震に強い「耐震等級3」で新築したり、地盤の状態によっては改良工事を施すことで、揺れの影響をやわらげることができます。
こちらの記事もぜひ参考にしてみてください
》2階リビングにすればよかったと後悔する理由は?気をつけるべきポイントと対策を紹介
■3階建て住宅のメリットを徹底解説
次に3階建てならではのメリットを見ていきましょう。
・土地が高い都内でも床面積を確保できる
なんといっても3階建ては、土地が小さくてもしっかり床面積を確保できるのが最大の魅力。
ワンフロアそれぞれはコンパクトでも、3階建てなら効率的に床面積を確保することが可能です。
新築の予算は土地と物件(住宅)の2つに分けられますが、コンパクトな土地を選んで土地購入費を抑えることで、浮いた予算を住宅建設に充てることができます。
・日当たりや眺望が良い
3階建てが選ばれる理由は、日当たりや眺望の良さにもあります。
住宅地はどうしても周辺が建て込みがち。
そんななか、3階建てなら高い位置に窓を設置できるので、日当たりが良いだけでなく眺望も得ることができます。
遮蔽物がないので、風通しも期待できますよ。
・水害に強い
最近とみに台風やゲリラ豪雨、線状降水帯などで、都市部でも水害のリスクが高まっています。2019年の台風19号で、武蔵小杉のタワーマンションが冠水したことを、覚えていらっしゃる方も多いことかと思います。
世田谷区でも豪雨対策に取り組んでいるものの、気候変動が激しい昨今にあって、今後、どのような状況になるかわかりません。
3階建てなら、道路が冠水しても2階と3階で生活を送ることも可能です。
■3階建てで後悔しないための家づくりのポイント
やっぱり3階建てで自分たちらしい暮らしがしたい!
こうお考えの方に、3階建てで後悔しないための家づくりのポイントをご紹介します。
・将来のことを見据えて間取りを考える
お子さんの巣立ちなどライフサイクルの変化に応じて、3階を使わなくなるというのはよくあるケース。
また年をとると、階段の上り下りが負担になって、せっかくつくった3階を使わなくなり空き部屋にしてしまうのも、もったいないですよね。
いくら3階を使わなくなっても、固定資産税は毎年かかります。
各フロアの用途や動線を、将来のこともシミュレーションしながらしっかり考えることが必要です。
・生活動線を意識する
3階建ては、上下の移動動線・生活動線をできるだけコンパクトにするのが鉄則。
たとえば1階に洗濯機があって3階で干すとなると、水気を吸って重い洗濯物を1階から3階まで持ち上げなければなりません。
これを毎回やるのはナンセンスですよね。
まずは、1日で最も長く過ごすLDKを何階にするか。
そしてそこを起点に、浴室・洗濯、寝室・個室をどう配するか。
間取りづくりでは家事をラクこなせることを意識するとよいでしょう。
移動にかかる手間をできるだけ減らすことがポイントです。
・地域密着型の建築会社を選ぶこと
3階建ての住まいでは、地域密着型で大工職人がいる建築会社に依頼するのが得策です。
というのも3階建ての場合は、間取りづくりだけでなく、ことのほか耐震性能や断熱性能など、住宅機能が重視されます。
腕利きの大工職人がそろう建築会社なら、施工に信頼がおけることでしょう。
また3階建ての場合は、高さ制限や建ぺい率・容積率といった諸条件がシビアになります。
防火地域に3階建てを建てる場合は、耐火建築物の基準を満たす必要があるので、家づくりに精通したプロに依頼するのが確実です。
こうした諸条件はエリアによって異なるので、地域密着型の建築会社なら、より細やかに対応してくれることが期待できます。
■3階建ての新居で快適&便利に暮らしませんか?お気軽に川津工務店までご相談ください!
東京都世田谷区の川津工務店は、腕利き大工が活躍する地域密着型の工務店。
ていねいな仕事に定評があり、ご予算と理想をすり合わせながら、最適なご提案が可能です。
経験豊富で技術力に定評のある大工たちが、高品質な住まいをつくります。
もちろんヒアリングの段階では設計士がじっくり耳を傾けますので、かなえたいこと、不安に思っていることなど、なんでもざっくばらんにお話ください。
ご予算の範囲内で最大限のご提案をいたしますので、コスト的にちょっと不安で……という方も、お気兼ねなくご相談くださいね。
お客さまに寄り添い、暮らしの不便を解決することが、「住まいの萬屋(よろずや)」である私たちの喜びです。
新築はもとより、ライフスタイルに合わせたリフォームやさまざまな不具合への対応など、どんな小さなご相談でも喜んで承ります。
地域に根差す工務店として、最高の住まいをつくるお手伝いができればと思っています。
お困りごとがあれば、まずはお気軽にご連絡くださいね。
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