皆さん、こんにちは。東京都世田谷区を拠点として、リフォーム・リノベーション工事や新築工事を手掛ける川津工務店株式会社です。
注文住宅を建てたいけれども、子どもの進学や賃貸契約の都合上、この時までに入居したい……!というタイムリミットを掲げていらっしゃる方も多いことでしょう。
実際に注文住宅は、設計や施工、契約に時間を要するだけでなく、役所に申請して許可が降りるのを待つことも必要です。
では、平均的にはどのくらい時間を見ておけばよいのでしょうか。
今回はステップごとに、家づくりにかかる期間を開設します。
■注文住宅の契約から引き渡しまでの平均期間
注文住宅はスタートから竣工まで、最短で8〜9ヶ月、長ければ14〜15ヶ月ほどかかるのが一般的。
もちろん土地探しの必要性や家の構造、資金計画にどのくらい時間をかけるか、といったことでも変わってきます。
だったらすでに完成している建売住宅を買えばいいのでは……?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし建売住宅は、誰でも平均的に使えるように、最低限必要な要素を満たすことを念頭に設計されています。
したがってせっかく大金を費やして買ったにも関わらず、住んでみたら自分たちのライフスタイルに合わないということもあり得ます。
そして建売住宅は売り手側の理屈では、個室の数が多いほど販売価格を高くできる傾向が。3LDKや4LDKという謳い文句に引かれても、実際は驚くほど狭苦しい、というケースも考えられます。
やはり自分たちらしいライフスタイルに合った住まいを建てるのなら、間取りもデザインも敷地も自由に決められる注文住宅がベスト。
では具体的に、注文住宅を建てる流れと期間を見ていきましょう。
》建売住宅はやめたほうがいいって本当? 注文住宅との比較でわかるメリット・デメリット
■注文住宅が完成するまでの流れとダンドリを確認
1. 情報収集・要望整理・予算決め・土地探し(約2〜3カ月)
まずは情報収集とどんな住まいにしたいか要望整理することから始めましょう。
のんびり構えているとあっという間に時間が経ってしまうので、いつまでに決める!と時期を区切るとよいですよ。
気になる建築会社の情報を集めたり、雑誌やSNSで好きな家のテイストの写真をピックアップしておきましょう。
そして家族間でどんな家にしたいか、じっくり相談を。
のちのち建築会社が決まって打ち合わせが始まった段階で、やっぱり私はこうしたい……と家族内で意見が分かれることがないように、要望は家族内ですりあわせておくことが大事です。
一方で、お財布の洗い出しも着手しましょう。
預貯金を確認するとともに、これからお子さんの進学や車の買い替えなど、ライフイベントでどれくらいお金がかかりそうか見積もってみて、予算の大枠を出しましょう。
相続が期待できる場合や親御さんに相談を。
インターネットには毎月の返済額や自己資金額をシミュレーションできるサイトがあるので、活用してみるとよいですよ。
そして本格的に依頼候補探しに着手。
どんな会社に選びたいか家族で話し合い、候補を3社前後に絞ってみるとよいでしょう。
地元密着型の技術力のある大工型工務店も、選ぶポイントの一つです。
2. 建築会社選び・土地購入・設計依頼(約2〜3カ月以上)
情報収集をもとに建築会社を絞って、プランニングや概算見積もりを依頼しましょう。
そして出てきたプランと見積もりを見て、要望が反映されているかをチェック。
のちのち申し込むことになる住宅ローンも、ここで必要な借入額の目安が分かります。
そして見積もりをとった建築会社のなかで、プランと見積もり額、どのくらい誠実に寄り添ってくれるかなどを比較して、建築会社を決定します。
土地を購入する場合は、売主に購入を申し込み、住宅ローンの仮審査を受ける必要があります。
つなぎ融資を利用する場合は、おおまかなプランと概算見積もりが必要になります。
そして土地購入契約の手付金を現金で支払い、不動産会社にも仲介手数料を払います。
この段階である程度の現金が必要になることをお忘れなく。
土地が決まったら建築会社に本設計を依頼。
より詳細にデザインや仕上げ、設備なども決めていきましょう。
予算オーバーしそうな場合は、どこを削るか相談を。
これは必ずやりたい! ここは妥協してもOK……と、要望には優先順位をつけておくと、予算オーバーの際、判断がしやすくなります。
3. 工事請負契約・確認申請・ローン正式申込(約1カ月)
最終プランが決まったら、建築会社と工事請負契約を結びます。
工事請負契約書、約款、図面、仕様書、見積もり内訳などは契約前に取り寄せて、内容をしっかり確認しておきましょう。
この時、着工日や引き渡し日の期日が記載されていることや、工事が遅延する場合の取り決め、瑕疵担保責任以外のアフターサービスや、トラブルや工事遅延が起きた場合の対処方法なども確認すること。
OK ならば、工事請負の契約金を支払います。
そして建築会社から役所に建築確認申請書を提出してもらいます。
これ以降、基本的に大きな変更はできないことは心得ておきましょう。
確認申請提出後はローンの正式申込を。
本審査を受ける際は、課税証明書や納税証明書など自分たちで用意する書類と、建築会社に用意してもらう工事請負契約書や建築確認申請書、土地の公図・登記事項証明書、図面などが必要になります。
4. 工事着工・完成と引き渡し・引越し・入居(約3〜6カ月)
いろいろ手続きを踏んだら、いざ着工!
したがって、契約から引き渡しは、契約にかかる1ヶ月分をプラスして、早くて4カ月〜おおよそ7カ月ということになります。
もちろん構造や土地の状態によって施工期間は変わります。
たとえば木造2階建てと3階建て、あるいは木造とRC造なら、後者のほうがより施工期間が長くかかります。
この間に入居に備えて引越し準備をしておきましょう。
意外と忘れがちなのがカーテンの採寸。また、大型の家具や家電など今使っているものを持ち込む場合は、搬入経路も確認しておくとよいですよ。
■注文住宅の完成に時間がかかってしまう……その落とし穴とは?
完成までの期間を見直してみると、時間がかかりがちなのが、土地探しと設計プランの段階。
土地は大きな買い物なので、じっくりこだわって選びたいものですが、迷っているうちに買い手がついてしまうということもしばしばあります。
希望通りの土地が見つからないケースもあるので、譲れないポイントと妥協できるポイントをあらかじめ絞っておきましょう。
そして、土地探しにかける時間も、たとえば3カ月、あるいは半年など、あらかじめ決めておくとよいでしょう。
設計プランも同様です。
いい家を建てたい!とこだわりが空回りして、建築会社のプランが気に入らない……とモヤモヤするあまり、やり直しを重ねて時間も予算もオーバーしてしまうことも。
もちろん疑問点は設計段階で解決すべきですが、何が気になるのか整理して打ち合わせに臨むことも必要です。
■スムーズに完成させるためのポイントとは?
こだわればこだわるほど、時間がかかってしまう家づくり。
クオリティの高い注文住宅をスムーズに建てるためには、2つのポイントをおさえておきましょう。
・入居希望時期からスケジュールを逆算する
お子さんの入学時期や、賃貸の更新月など、新居で暮らし始めたい時期が決まっているのなら、完成時期から逆算してスケジュールを組むとよいでしょう。
希望の土地が見つからなかったり、工事に予想以上に時間がかかったりすることもあるので、早め早めに動くことをおすすめします。
・信頼できる建築会社を早い段階で決めておく
一連の流れで解説したように、土地購入や住宅ローンの本申請には、建築会社の図面が必要です。
また建築会社選びで迷ってしまうと、のちのち、スケジュールに響くステップがたくさんあるので、早めに信頼できる建築会社に目星をつけておくのが吉。
信頼性、という点で言うと、地域密着型でていねいな仕事をしてくれる工務店がおすすめです。
時間がかかりがちな設計段階でも、親身になって提案してくれることでしょう。
また設計と施工がワンストップ体制なら、よりスムーズな設計施工が期待できます。
■川津工務店は地域密着型でお客さまの要望に併走!お気軽にご相談ください!
新築から小さな住まいのお悩み事まで手がける東京都世田谷区の川津工務店は、地域密着型の工務店として、ていねいな仕事に定評があり、ご予算と理想をすり合わせた最適な提案に定評があります。
腕利き大工が活躍する工務店だからこそ、建材・資材の扱いや流通に長けているのも強みの一つ。理想を叶えながらコストダウンを図ることが可能です。
ご予算の範囲内で最大限のご提案をいたしますので、コスト的にちょっと不安で……という方も、お気兼ねなくご相談ください。
プラン、仕様、提案から施工までワンストップで手がけているため、社内共有がスムーズでスピーディ。
ワンストップであるため余計な中間マージンも発生しません。適正コストでご要望を実現します。
お客さまに寄り添い、暮らしの不便を解決することが、「住まいの萬屋(よろずや)」である私たちの喜びです。
地域に根差す工務店として、最高の住まいをつくるお手伝いができればと思っています。
ライフスタイルに合わせたリフォームやさまざまな不具合への対応など、どんな小さなご相談でも喜んで承りますので、お困りごとがあれば、まずはお気軽にご連絡くださいね。
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