2階リビングにすればよかったと後悔する理由は?気をつけるべきポイントと対策を紹介  

皆さん、こんにちは。東京都世田谷区を拠点として、リフォーム・リノベーション工事や新築工事を手掛ける川津工務店株式会社です。

あこがれの注文住宅を建てたけれども、後悔した……とよく聞くのが「2階リビングにすればよかった」という声です。


けれども一般的にリビングは、1階に設けられることが多いのも実実ですよね。

また1階リビングにするか2階リビングにするかで、家づくりは大きく異なります。


間取りを考えるにあたり、リビングの階数はいちばんはじめに決めなければならないので、よく考える時間がなくて、あせって決めてしまう方も多いのではないでしょうか。


なぜ、2階リビングにしなくて後悔したのか。

今回はその理由を紹介するとともに、2階リビングにする場合の注意点も解説します。




■なぜリビングは2階がいい? 「2階をリビングにすればよかった」と後悔する理由とは



まずは2階リビングにすればよかった、と後悔する理由を紹介します。



・1階リビングだと日当たりが悪い

街中の住宅地はおうおうにして周りが立て込んでいるので、日当たりが悪くなりがちです。


1階にリビングをもってくると、周囲の住宅の影になってしまい、開放感が得られないケースがあります。


ひどい場合には日中でも照明を点けないといけない、ということも……。

気持ちも沈んでくるし、光熱費も余計にかかってしまうのも困ったものです。



・外からの視線が気になる

1階リビングは道路や近隣の家と近いので、プライバシーに留意する必要があります。

視線を常に感じていては、ゆっくりくつろぐこともできません。


一方で、目隠しのためにカーテンを引いたままだと、暗くて狭苦しい印象に。

リビングが憩いの場ではなくなってしまいます。



・近隣や道路の音が気になる

視線と同様、音も1階リビングで気になることの一つです。

特に道路との距離が近いと、車が通過する時の音や振動、クラクションなどが耳障りに。


また隣家と近い場合は、生活音がわずらわしくてリビングで落ち着いて過ごせない……ということも考えられます。



・3階建ての場合、動線が長くなる

3階建ての住まいで1階にリビングを配していると、3階に上がる時に動線が長くなってしまいます。


リビングは家族が集まる場所なので、ちょっとした用があって3階と1階を上り下りするのも大変ですよね。


階段を上り下りするのが面倒で3階あるいは2階にこもってしまうようなことになれば、せっかくの団らんの場が台無しになりかねません。



・防犯面で心配……

リビングは1日のなかでもっとも長い時間を過ごす場所。

もしかしたら家族が寝静まった後も、夜、一人でテレビを見たり読書をしたり……ということもあるでしょう。


そして1階リビングの場合、玄関に近いのがネックとして挙げられます。

泥棒や不審者が、いきなり2階から侵入することは稀で、通常は1階から侵入します。

夜1人で過ごして、うっかり屋内に入ってきた不審者と鉢合わせ、となるのはちょっと怖いですよね。




■逆にリビングを2階にするデメリットは?



一方で、2階にリビングを配置するデメリットもないわけではありません。



・上り下りが大変?

2階にリビングがあるということは、必然的にキッチンも2階、ということになります。

となると、買い物帰りの食材や水を、毎回2階まで運ばなければなりません。


元気なうちはよいけれども、高齢になって足腰が弱ると辛い、と考える方もいらっしゃるようです。



・夏場は暑くなる?

敷地の向きにもよりますが、夏場は暑い!という声も。

たしかに熱い空気は上にあがるものですから、1階よりも2階のほうが暑くなることもあるでしょう。


また日当たりはよいものの、太陽高度が高い夏などは日射が厳しすぎて、リビングで過ごすのが辛い……というケースもあるようです。



・LDKでの作業音や足音が1階の寝室に響いてしまう?

リビングを2階にするのなら、たいていの場合、寝室は1階ということになります。


そうすると、夜遅い時間にキッチンで家事をしていると、水音が1階に聞こえてしまうということも。


家族のために作業しているのに、うるさくて眠れない、と文句を言われるのも理不尽ですよね。




■2階リビングにするならどんなことに気を付けるべき



住宅街でも日差しをたっぷり取り入れることができて、プライバシーも確保しやすい2階リビング。

快適な2階リビングをつくるために、おさえておきたいポイントを紹介します。



・上り下りはいざとなったら後付けエレベーター

実際にお年を召しても、2階リビングで不自由なく暮らされている方は大勢いらっしゃいます。


ただ心配なようでしたら、将来を見越して小さなエレベータースペースを設けておくのも一つの手。


もちろん今すぐ設置する必要はありません。

将来、どのくらい足が弱くなるか、今から想像はできませんよね。


したがってエレベーターを設置するスペースは、廊下の一角やフリースペースなどとして充てておき、もし足が悪くなったら、後付けできるようにしておきましょう。


設置を見越して、場所だけ確保しておくだけでも気持ちの面でラクになりますよ。

最近の家庭用エレベーターはコンパクトなので、小住宅の場合でも十分設置できます。



・暑さや音対策のための高気密高断熱

日差しがよく入り、明るいのが2階リビングのうれしいところ。

ただし夏場は暑くなりがちなので、エアコンをずっと稼働させていると、光熱費もかかってしまいます。


したがって注文住宅をつくるのなら、高気密・高断熱にするとよいでしょう。

壁の内側や天井に断熱材を入れるだけでなく、サッシも高気密・高断熱タイプを使うと、暑さがかなり軽減されます。


また高断熱・高気密の住まいにすると、外の音も入ってきません。

もしお隣の2階が子供部屋で、ワイワイ騒いでいると、せっかく2階リビングにした意味がないですよね。


そして1階の天井(2階床下)にぴっちり断熱材を入れると、防音効果もあるので、2階リビングのデメリットとされている生活音が1階に伝わりにくくなります。


このように高気密・高断熱は、暑さ対策や音対策にも有効です。

リビングの話だけでなく、家全体の温度差を少なくしてくれるので、過ごしやすい環境に。

お風呂場やトイレで起こりやすいヒートショックの予防効果も期待できます。


ちなみに省エネ基準が改正され、現在の最高レベルが2025年からは最低レベルになってしまいます。

2025年以降の省エネ基準で高気密・高断熱を実現すると、将来的な資産性を考えても有利ですよ。




■リビングは1階?2階? 迷っていらっしゃる方は、川津工務店までお気軽にご相談ください!



リビングを1階にするべきか2階にするべきか。

ライフスタイルや将来のことを考えると、家族内では決められず、プロの意見を仰ぎたい……ということもあるでしょう。


そのような場合は、東京都世田谷区の川津工務店にご相談ください。


地域密着型を掲げており、世田谷区のさまざまなエリアをよく知っています。

ていねいな仕事に定評があり、ご予算と理想をすり合わせながら、敷地を読み取り最適なご提案が可能です。


腕利き大工が活躍する工務店だからこそ、建材・資材の扱いや流通に長けているのも強みの一つ。理想を叶えながらコストダウンを図ることが可能です。


ご予算の範囲内で最大限のご提案をいたしますので、コスト的にちょっと不安で……という方も、お気兼ねなくご相談くださいね。


プラン、仕様、提案から施工までワンストップで手がけているため、余計な中間マージンが生じず、適正コストでご要望を実現します。


お客さまに寄り添い、暮らしの不便を解決することが、「住まいの萬屋(よろずや)」である私たちの喜びです。


ライフスタイルに合わせたリフォームやさまざまな不具合への対応など、どんな小さなご相談でも喜んで承ります。


地域に根差す工務店として、最高の住まいをつくるお手伝いができればと思っています。

お困りごとがあれば、まずはお気軽にご連絡くださいね。



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