アイランドキッチンはやめとけって本当?後悔した理由や導入する際のポイントを紹介!

皆さん、こんにちは。

東京都世田谷区を拠点として、注文住宅・新築工事やリフォーム・リノベーション工事を手掛ける川津工務店株式会社です。


キッチンの中でも、ひときわ人気を集めるのが「アイランドキッチン」。

その開放的でおしゃれな佇まいは、多くの方の憧れではないでしょうか。 しかし、人気だからという理由だけで安易に採用すると、「こんなはずではなかった…」と後悔につながるケースも少なくありません。


せっかくあこがれのアイランドキッチンにしたのに、ちゃんと計画していなかったせいで残念な暮らしに……という事態は避けたいですよね。


今回は、アイランドキッチンで後悔しがちな理由と、導入で失敗しないためのポイントを詳しく解説します。




■アイランドキッチンとは?



アイランドキッチンとは、壁から独立して「島(アイランド)」のように設置された対面型キッチンのことです。四方をぐるりと回われるのが特徴です。


周囲に壁がないので、開放的でカフェのようなおしゃれな空間になるのが魅力です。

そしてリビング・ダイニングの一部となるため、インテリアの面でも大きな影響をもたらします。そのため各メーカーからは、デザイン性の高いモデルがつくられており、選択肢が豊富なメリットもあります。



■アイランドキッチンはやめとけと言われる理由



華やかに見えるアイランドキッチンですが、なぜ「やめとけ」という声が上がるのでしょうか。実際に採用した方が感じやすいデメリットを見ていきましょう。



・スペースがないと狭く感じる

アイランドキッチンで前後左右を自由に動けるということは、それなりにスペースが必要になります。コンパクトな住まいにアイランド型を導入すると、リビング・ダイニングを圧迫する可能性もあります。



・水はね、油はね、ニオイが気になる

アイランドキッチンには音・ニオイの問題もあります。

調理中の音やニオイがそのままリビング・ダイニングに流れてしまうため、油はねや汚れに配慮しなければなりません。


また調理中の煙には油分が含まれるので、煙に乗って油汚れがリビングに広がり、床や壁にこびりついてしまうことも。だからといって油はねガードをコンロ前面と横に設けると、結局はキッチンが囲われた感じになってしまって、アイランド型の良さが活かせないというジレンマが発生します。



・生活感を隠しづらい

アイランドキッチンはリビング・ダイニングからオープンに見えるため、キッチンの上がごちゃついていると、生活感が丸見えになってしまいます。いつもキッチンを整然と保つのも大変ですが、散らかっている様子がいつも目に入るのもストレスの原因となります。



・収納スペースが少ない

周囲に壁がないので収納スペースを確保しづらいという点も、アイランドキッチン特有の悩みどころです。キッチン上部に吊り棚を取り付けるのも悪くはありませんが、アイランド特有の開放感を損ねてしまいます。



・コストがかかる

アイランドキッチンは他のタイプのキッチンよりもコストがかかります。

ペニンシュラキッチンは、1面だけ壁付けなので、その分は仕上げ材を張らなくても済みます。また壁付けのキッチンは3面が壁付けになるため、仕上げは1面だけで済み、仕上げ材にかけるコストを抑えられます。

対してアイランドキッチンは4面すべてが見えて、仕上げ材を施さなければならないので、その分、コストがかかります。



・ベビーゲートを設置しづらい

周囲が開放的なアイランドキッチンはベビーゲートを設置しづらいというデメリットがあります。

小さなお子さんがいるご家庭の場合はベビーゲートを設置できないと、お子さんが調理中もお母さんのそばに居たいと、火を使っている時でもそばから離れてくれなくて心配……ということもあるでしょう。




■アイランドキッチンのメリット



もちろんアイランドキッチンにはメリットもあります。具体的に見ていきましょう。



・部屋が開放的になり、デザイン性が高い

アイランドキッチンは、デザイン性が高く、スタイリッシュな雰囲気になります。オープンなレイアウトをつくれるため、LDK全体が開放的でモダンな印象になります。

カウンターの素材選びや照明の配置などにこだわることで、自分好みの空間に仕上げられます。



・家事がしやすい動線にできる

周囲を回遊できる動線計画もアイランド型ならではのメリットです。左右どちらからでもキッチンや、冷蔵庫にアプローチできるので、食材の出し入れや配膳・片付けがスムーズになります。



・コミュニケーションを取りやすい

家族とのコミュニケーションがとりやすいのも、アイランドキッチンが人気を集める理由の一つです。オープンなキッチンなので、作業をしながらリビングのお子さんの様子に目を配ったり、家族に声をかけたりできます。ゲストを招いた時も同様で、おもてなしが好きな方にはうってつけです。



・使いやすさと機能性が高い

アイランドキッチンは調理台が独立しているため、作業スペースが広く、複数の人が同時に作業することができます。また、前後左右にスペースがあるため、親子やご夫婦など複数で並んで作業がしやすくなります。




■アイランドキッチンで後悔しないためのポイントは?



アイランドキッチンにはメリット・デメリット両方がありますが、デメリットを解消すべく、使いやすい設計をすることが可能です。



・スペースを有効利用する

もしもリビング・ダイニングを圧迫してしまうようなら、アイランド型キッチンの前面に食事をできるカウンターを設け、ダイニングスペースをコンパクトにすることで解決できる場合があります。



・安全対策をする

お子さんの安全対策としては、間取りによってはチャイルドロックを取り付けることができますが、アイランド特有の伸びやかさを欠いてしまいます。火を使わずに調理できるIHコンロを採用すると安全性が高まります。またお子さんが触ると危ない調理道具は、手の届かない場所に収納しましょう。



・掃除の負担を減らす

ニオイや油はね対策のために、性能の良い換気扇を導入しましょう。最近はデザイン性もよく、高い性能を兼ね備えたタイプが登場しています。


油はねは前面のパネルをガラスなど透明の素材にすると存在感を抑えられますよ。また油を使った調理の時だけ油はねガードを使うのも一つの手です。カウンターには汚れが落ちやすい素材や製品を選ぶと、お手入れがラクです。



・十分な収納を設ける

収納スペースの問題に対しては、キッチン前面を収納にする手も。ただし、収納の奥行きを深くとるほどキッチンが大きくなってしまうので、基本的には細々したものしかしまえません。


確実なのは、背後の壁に収納(カップボード)を造作したり、パントリーを設置することです。パントリーは空間を立体的に使えるので、たとえ半畳でも、家電や常温保存できる食材、備蓄品などを効率的に収納できます。



・コンセントの数や設置場所にも注意を!

アイランド型キッチンは周囲に壁がないため、コンセントを取り付ける場所が別途必要になります。手元を隠すような立ち上がりのあるカウンターをつければコンセントを取り付けやすくなりますが、立ち上がりをつけずスッキリしたデザインにしたいという場合もありますよね。そうした場合は、カウンター側面や床に設置するという手もありますので、どのような調理家電を頻繁に使うのかを洗い出し、設置位置や個数など、経験豊富なプロに相談しましょう。


》家にパントリーをあとからつくることはできる?設置する際の注意点とおすすめのパントリーを紹介


》ビルトイン食洗機を撤去して収納に変えることは可能?収納に変えるメリットと工事の注意点を紹介




■まとめ



今回は、アイランドキッチンのメリット・デメリットと、後悔しないためのポイントを解説しました。

アイランドキッチンは、開放的でおしゃれな空間を演出する強い魅力を持つ一方で、設置スペースや収納、清掃性など、事前に考慮すべき点も多いのが特徴です。


新築にせよリフォームにせよ、憧れだけで導入して後悔しないためには、アイランドキッチンはリビング・ダイニングと、間取りや動線を細かく計算してデザインすることが必要です。


理想のキッチンづくりは、生活に寄り添う視点をもった、設計と施工のプロフェッショナルに相談しましょう。




■アイランドキッチンのことなら、地域密着型の「川津工務店」にご相談ください!



私たち川津工務店は、世田谷区に根差す地域密着型の工務店です。設計のプロと腕利きの職人が、お客様一人ひとりの暮らしに寄り添い、ご予算とご要望を丁寧にすり合わせながら、最適なプランをご提案します。


設計から施工まで一貫して対応するワンストップ体制のため、余計な中間マージンが発生せず、コストを抑えながらも高品質な施工が可能です。


「うちの広さでもアイランドキッチンは置ける?」

「予算内でどこまでできるか知りたい」


そんなご不安や疑問をお持ちの方も、どうぞお気兼ねなくご相談ください。

お客さまに寄り添い、暮らしの不便を解決することが、「住まいの萬屋(よろずや)」である私たちの喜びです。


リフォームと呼ぶほどではない些細な不具合のご相談から、新築・建て替えまで、住まいのことなら何でも承ります。

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お困りごとがあれば、まずはお気軽にご連絡ください!




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