二世帯住宅は「やめた方がいい」?後悔する5つの理由とプロが教える失敗しない間取りのポイント

皆さん、こんにちは。東京都世田谷区を拠点とし、注文住宅・新築工事やリフォーム・リノベーション工事を手がける川津工務店株式会社です。


二世帯住宅を検討しているけれども、ネットで調べたら「やめた方がいい」という声もちらほらあり、不安を覚える方もいらっしゃるのではないでしょうか。


実際、二世帯住宅には後悔しやすいポイントがあり、十分な検討をせずに建ててしまうと「こんなはずじゃなかった」と感じるケースも少なくありません。一方で、失敗してしまう理由を理解したうえで、事前準備をしっかり行えば心配はいりません。


この記事では、「二世帯住宅はやめた方がいい」と言われる理由を分析したうえで、家づくりのプロの視点から、失敗しないためのポイントを解説します。




■二世帯住宅はやめた方がいい」と言われる5つの理由



まずは、二世帯住宅が敬遠されがちな代表的な理由を見ていきましょう。



1. プライバシーの欠如と過干渉によるストレス

同じ建物で暮らす以上、生活の気配が伝わりやすく、自宅でありながら常に他世帯の存在を意識してしまうことがあります。親世帯からの干渉が増えることで、気持ちの切り替えができず、精神的な負担につながるケースも少なくありません。特に、義父母と同居することになる配偶者(嫁・婿)の立場では、距離感の取りづらさからストレスを抱えやすい傾向があります。



2. 生活リズムのズレによるストレス

起床・就寝時間、食事や入浴のタイミングは、世帯ごとに異なるのが一般的です。生活時間が合わないことで、設備の使い方や動線に配慮が必要になり、日常的に気を遣う場面が増えてしまいます。こうした小さな調整や遠慮が積み重なることで、暮らしづらさを感じるようになることがあります。



3. お金に関するトラブル

二世帯住宅では、建築費をどのように分担するか、水道光熱費をどう分けるか、固定資産税を誰が負担するかなど、金銭面で決めておくべき事項が多くなります。事前の取り決めが不十分なまま進めてしまうと、不公平感が生じ、後からトラブルに発展する可能性があります。



4. 騒音問題

上下階で世帯を分けた場合、上階の足音や洗濯機・シャワーなど水回りの音が下階に響きやすくなります。音は目に見えない分、我慢が積み重なりやすく、気づかないうちにストレスとなって関係悪化を招くケースも見られます。



5. 将来の資産価値と相続リスク

二世帯住宅は間取りが特殊になりやすく、一般的な戸建てに比べて需要が限られるため、売却が難しくなる傾向があります。また、将来相続が発生した際に、兄弟間で持ち分や扱いを巡るトラブルに発展するリスクがある点も、事前に考えておく必要があります。





■それでも選ばれる「二世帯住宅」のメリットとは?



不安やデメリットが挙げられる一方で、二世帯住宅だからこそのメリットがあるのも事実です。



・子育て、介護の協力体制

共働き世帯にとって、子どもの送迎や急な体調不良への対応を親世帯に頼める点は、大きな安心材料になります。また、親世帯に介護が必要になった場合や急な体調変化があった際にも、すぐに様子を確認できる距離感は、二世帯住宅だからこそのポイントです。



・経済的負担の軽減と税制優遇

親の土地を活用できる場合、土地取得費を抑えられる点は大きなメリットです。また、建物を二棟建てるよりも建築費を抑えられるケースや、水道光熱費などの生活費を一部共有できる点も、家計面での負担軽減につながります。


条件を満たせば、相続税の評価額を抑える「小規模宅地等の特例」が適用される可能性もあります。加えて、自治体や国の補助制度、固定資産税の軽減措置を受けられるケースもあり、計画内容によっては経済的なメリットが生じることもあります。



・防犯面での安心感

二世帯住宅では、どちらかの世帯が在宅している時間帯が増えやすくなります。常に人の気配があることで、不在時間が長くなりがちな住宅に比べ、空き巣などの被害リスクを抑えやすい点もメリットの一つです。




■成功のカギは「タイプ選び」!二世帯住宅の3つの形態



二世帯住宅は、どの形を選ぶかによって住み心地が大きく変わります。代表的な3つのタイプについて、それぞれの特徴を見ていきましょう。



・完全同居型(予算重視・仲良し家族向け)

玄関やキッチン、浴室など、個室以外のほぼすべての空間を共有する形態です。建築コストを抑えやすい一方で、生活の距離が近くなるため、家族関係が良好で生活リズムが近い世帯に向いています。



・一部共用型(バランス重視)

玄関のみを共有する、あるいは浴室やキッチンなど一部の設備を分けるなど、共有と分離を組み合わせた形態です。適度な距離感を保ちやすく、プライバシーとコストのバランスを取りたい場合に選ばれることが多いタイプです。



・完全分離型(プライバシー重視)

玄関からキッチン、浴室まで、生活設備をすべて世帯ごとに分ける形態です。建築コストは高くなりやすいものの、生活音や動線が交わりにくく、心理的な負担を抑えやすい点が特徴です。将来的な使い方の自由度が高い点も大きな特徴です。




■工務店が教える!二世帯住宅で失敗しないための解決策と間取りのポイント



二世帯住宅で起こりがちなトラブルの多くは、事前の話し合いや設計段階での判断によって、防げるケースがほとんどです。そのため、家族の事情や敷地条件を踏まえながら、一つひとつの選択を現実的に整理していくことが重要になります。



・事前のルールづくりを徹底する

二世帯住宅では、建築前の話し合いがその後の暮らしを大きく左右します。水道光熱費やローンの負担割合、家事の分担、来客時の対応など、生活に直結する事項を曖昧にしたまま進めると、不満が蓄積しやすくなります。


特に重要なのが、「どこまで干渉しないか」という距離感の共有です。感覚の違いを前提に、事前にルールとして言語化し、双方が納得したうえで合意形成をしておくことが不可欠です。



・間取りは「完全分離」を基本に検討する

プライバシーを重視する場合は、建築コストが上がったとしても「完全分離型」を基本に検討するのが現実的です。玄関や水回りを分けることで、生活音や動線が交わりにくくなり、心理的な負担を大きく減らせます。


また、世田谷区のような都心部では敷地条件の制約から横に広げるのが難しいケースも多いため、「上下分離(1階を親世帯、2・3階を子世帯)」や「3階建ての活用」が有効な選択肢になります。限られた敷地でも、世帯ごとの独立性を確保しやすい構成です。


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・徹底した「防音対策」と「水回りの配置」

二世帯住宅では、防音対策を後回しにすると、暮らし始めてから大きな不満につながりやすくなります。遮音性の高い建材を採用することに加え、寝室の上に水回りや子ども部屋を配置しないなど、間取り段階での配慮が重要です。高気密高断熱住宅は、断熱性能だけでなく遮音性の面でも効果が期待できます。音の問題は構造や配置による影響が大きいため、設計時点での対策が欠かせません。



・将来を見据えた「可変性のある間取り」設計

二世帯住宅は、将来の家族構成の変化を見据えて計画することが重要です。どちらかの世帯が住まなくなった場合に、賃貸として活用できる構成や、壁を取り払って単世帯住宅に戻せる設計にしておくことで、長く住み続けることができます。先の変化を見越した設計にしておくことで、たとえ手放すにしても、資産として扱いやすくなるでしょう。


こうした検討は、図面だけで判断するのが難しい場面も少なくありません。家族関係や生活のクセ、将来の使い方まで見据えながら調整していくには、設計と施工の両方を理解し、現場を前提に話ができる地域密着型の工務店に依頼すると安心です。


二世帯住宅だからこそ、画一的なプランではなく、個別の事情に向き合いながら進められるプロを見つけることが、成功の第一歩となるでしょう。


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■まとめ



二世帯住宅は、「やめた方がいい」と言われる相応の理由があります。プライバシーや生活リズムの違い、お金のこと、音の問題、将来の相続まで、事前に整理しておかないと後悔につながりやすい点がいくつもあります。


一方で、失敗しがちなポイントをあらかじめ把握し、家族間での話し合いや間取りの工夫で、自分たちに合った二世帯住宅をつくることができます。どの形態(タイプ)を選ぶか、どこまで分けるか、将来どう使う可能性があるかといった判断を、設計段階で固めておくことがポイントです。


家族関係や暮らし方、敷地条件を踏まえながら一つひとつ調整していく必要があるため、地域の事情や現場をよく知る工務店に相談しながら進めることが、失敗を避ける近道になります。




■世田谷区での二世帯住宅を建てるのなら、地域密着型の川津工務店へ



東京都世田谷区を拠点とする川津工務店は、新築住宅からリフォーム、リノベーションまで幅広く手がける地域密着型の工務店です。


二世帯住宅の新築はもちろん、実家を活かした二世帯リフォームや建て替えなど、家族構成や敷地条件に応じた住まいづくりに数多く携わってきました。


二世帯住宅では、間取りの分け方や生活動線、防音、水回りの配置、将来の使い方まで、検討すべき点が多くあります。

私たちは二世帯住宅の設計経験が豊富で、初期段階から実際の暮らしを想定しながら、互いの世帯が無理なく一つ屋根の下で暮らせる計画をご提案しています。


プラン提案から設計・施工まで自社一貫で対応しており、建築士と大工の意思疎通がスムーズなため、精度の高い空間をつくれるのも、強みの一つです。


「親との距離感を大切にしたい」「将来は一世帯住宅に戻せるようにしたい」「今の家を活かして二世帯住宅にできるか知りたい」など、具体的なイメージが固まっていない段階のご相談にも喜んで対応いたします。


地域に根ざす工務店として、住まいの小さなお困りごとから、将来を見据えた住まいづくりまで、「住まいの萬屋(よろずや)」として暮らしを支えることが私たちの役割です。

世田谷区周辺で二世帯住宅の新築やリフォームをご検討中の方は、どうぞお気軽に川津工務店までご相談ください。



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