古民家リノベーションを味わい深い無垢材で!

東京都世田谷区で店舗工事やリノベーション工事、リフォーム工事などの設計、施工を手がけております川津工務店です。


最近、あらためて注目を浴びているのが古民家リノベーション。古民家とは建造されてから長い時を経た民家を意味しますが、そもそも民家は日本の住まいの基本のかたち。日本の気候や暮らしに合ったつくりをしています。


古民家には今の時代ではつくり得ない、時が育んだ魅力があります。この古民家をリノベーションで蘇らせ、住まいとして使うことはもちろん、カフェや民宿にするなど新たな用途や価値を見出して現代に活かすことができます。


リノベーションの方法はさまざまですが、今回は無垢材を使う意義についてご紹介いたします。


古民家にはその土地で生まれた素材が使われている

現代の家では工場で大量生産された工業生産品が用いられ、日本全国どこでも同じような家が建ち並ぶようになってしまいました。


しかし古民家に使われているのは、その時代にその土地で採れた木材です。また壁は小舞(こまい)といって、細く割いた竹をメッシュ状に組んだものを下地とし、その上に地元で採れた土を塗っていました。


木も土壁も調湿性にすぐれた無垢の自然素材で、高温多湿の日本の気候にはうってつけ。古民家には先人たちの知恵が込められているのです。


古民家リノベーションにおすすめの材料とは?

リノベーションでは傷んでいる部分を直したり、構造的な補強をしたり、用途変更に伴う工事が必要になります。その際に使う材料は、現代住宅で多用されている安価な新建材ではなく、やはり無垢材にしたいもの。


現代住宅では木が使われていても、それは丸太から切り出した無垢材ではなく、接着剤で張り合わせた集成材や、表面だけ薄板や木目調プリントを張った合板などが多用されています。


しかし古民家には、当時の無垢材がふんだんに使われているのですから、新たに用いる材料も無垢材にすると、古いものと新しいものを違和感なく同居させることができます。


新しい無垢材を古民家風に使うテクニック

古民家で使われている木材は茶褐色や黒を帯びていますが、これは経年で生じた色の変化であったり、囲炉裏の煙で燻されたため。新たに使う木材は概して白っぽいので、松煙・ベンガラ・柿渋などを調合した昔ながらの塗料や、自然系塗料で古色仕上げにすると、古民家らしさを出すことができます。


また針葉樹に対して広葉樹は色合いが深い樹種が多く、茶・黒・赤系とバリエーションも幅広いので、はじめから色の濃い材を使って経年変化でさらに色が濃くなり、もともとの古民家となじんでいく様子を楽しむというのもいいですね。


川津工務店は大工職人が10人常駐しており、大工魂を大切に、ていねいなものづくりを心がけています。古民家のリノベーションには、熟達した大工の経験と知識が不可欠。川津工務店では居抜き工事やスケルトン工事といったフルリノベーションはもちろんのこと、古民家の雰囲気にマッチしたオーダーメイドの家具製作なども手掛けています。


これまで制作したベーシストのエフェクターボードとテーブル

その他これまでの事例はこちらの施工事例をご覧ください


(施工事例)https://www.kawatsukoumuten.com/works/other?tag=518


古民家リノベーションに興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。