東京都世田谷区で住宅の新築工事、リノベーション工事、リフォーム工事、店舗などの設計・施工を手がける川津工務店です。
住宅を新築される方のあいだで根強い人気を誇るのが、木造。日本は国土の約7割が森林で、先進国ではフィンランドに次いで第2位の森林率を誇ります。
石積みでつくる西洋とは異なり、日本人は身近にある豊富な木で家をつくってきた歴史がありますが、木の家はまた、日本の風土にぴったり合ったものでした。
今回は、現代的な視点も交えて木の家の良さをご紹介します。
■木造住宅の良さとは?
木造住宅の良さは、何と言っても環境と体に優しいこと。
伐採後、ていねいに乾燥を施された木は香りも色ツヤもよく、住んでいて実に気持ちがよいものです。
また木にはすぐれた性能がいくつもあります。例えば吸放湿性。今のような湿気の高い梅雨時は室内の余分な水分を吸収し、逆に乾燥しがちな冬場は湿度を室内に放湿することで、心地よい室内環境をつくってくれます。
断熱性や衝撃吸収性もあるので、床に使うのもぴったり。厚みのある無垢材を使うと夏場は足元がさらりとして、一方、冬場は裸足で十分、という方もいらっしゃいます。スギのような針葉樹は適度なやわらかさがあるので、お子さんにもうってつけです。
紫外線吸収効果や光を乱反射する効果があるので、目にやさしいのもうれしいところ。さらには香りにストレスを緩和する効果があることも、近年実験で明らかになってきています。
■木造住宅なら大工にお任せを!
木造は木を扱う大工の腕が問われ、職人選びが重要となります。
木は、育つ環境で1本1本クセが異なりますが、熟達した大工はこうしたクセを読み込んだ上で、適切に加工を施します。
最近では機械製品のように工場ですべてを加工して、あとは現場では組み立てるだけ……というやり方もありますが、それではよい木造住宅はできません。最適な微調整を現場で行うのがベストです。
例えば柱や梁に節という茶色い丸のような跡のついた材を使うことがあります。これは枝が生長中に幹に取り込まれたもの。決して悪いものではありませんが、気の利いた大工なら、柱に目立つ節があったら、その面は人目に触れにくい場所や向きに配置するなど、工夫をします。
こうした気遣いとも言える、「木遣い」に長けた腕利き大工が、川津工務店にはそろっていいます。
■心配な地震と火事、ほんとうに大丈夫?
木造住宅は地震と火事に弱いのでは? と心配される方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに木は材料強度を見ればコンクリートよりも弱いように思えますが、地震は建物の重量に比例して作用するため、重たい建物ほど大きく揺れてしまいます。
木は重量が軽い分、同等規模のコンクリート造や鉄骨住宅に比べて揺れに強く、被害が少なく済む傾向にあります。
また国は耐震基準を大地震のたびに見直しており、震度6強〜7に達する地震程度であれば、倒壊・崩壊に至らない設計指針も法律で定められています。この指針を守った木造住宅は、2016年の熊本地震でも被害が少なかったという結果が出ています。
火災についても近年の現代技術を活用して、十分な安全性を確保できるようになっています。
木は着火すると表面は燃えますが、代わりに空洞をもった炭化層を形成します。これは断熱材のような役割をもち、熱が木材内部に侵入するのを防ぎます。
柱や梁の断面を十分なサイズにすると、炭化層が均一につくられるため、なかなか燃え進みません。この性質を活かして、火災に対して安全性を確保できるさまざまな方法が実用化されています。
■一生ものの木の家を大工と建てる!
木造住宅の耐用年数は22年と言われていますが、あくまでこれは減価償却の計算に使われる数字で、実際にはもっと長く住み継ぐことができます。
家を建てるのは一生に一度あるかないかといった、貴重な機会。悔いのないよう満足のゆく、健やかな木の家を建てたいものです。
そんな場合は、大工が10人も常駐している川津工務店にご相談ください。
木の匠たちが入念にお打ち合わせを重ね、性能・デザイン・住み心地すべてに満足できる、大工ならではの木の家をつくります。
住んでから時間が経ってリフォームをしたい、間取り変更や断熱性能を上げたいなどリノベーションや、店舗改修などにも対応しています。
住まいに関するお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。